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開くまで中身はシークレット!池袋で本をゆっくり読めるカフェ「梟書茶房」で読書してきました!

2018年11月29日

梟書茶房の本と珈琲のセット

先日池袋を散策していたら、Esola(エソラ)内にとってもおしゃれなカフェを発見、そして予約の列ができていた。

なんだ、ここは?

自分は知らなかったのですが、ここは昨年2017年にオープンして以来評判のブックカフェ!

もちろんブックカフェなので本を読むことができます。
そして棚にはずらりと本が並んでいて購入することもできますが、ぞの内容は“シークレット”なんです!

なんで購入した後中身を開いて初めて自分が買った本がなんなのか分かる仕組みです。

面白い!!

ということで、当日はかなり待ちそうだったので日にちを改め行ってきました!



行き方 (アクセス)

梟書茶房池袋駅のEsola(エソラ)内にあり、地下から直結で行くことができます。

線で言うと有楽町線の乗り場(4番出口)が一番近いです。

有楽町線(南通路西改札)までいくと、そこの目の前がEsolaです。
4番出口の目の前がEsolaとなります。(有楽町線3番出口もすぐ側です)。

そのままエスカレーターで4階まで上がると梟書茶房があります。

1. 有楽町線4番出口へ向かう
2. 目の前のEsolaを4階まで上がる
3. 梟書茶房到着


混雑状況

自分が初めて行ったのは日曜日の17時か18時頃でしたが、けっこうみなさん予約されて待っているようでした。
他の方の情報を見ると、休日の午後に行ったら10組程待っている状況だったとのことでした。
自分が行った時も恐らく10組程の待ち状況だったと思います。

休日はやはりどの時間でも待つことは必至そうです。

そして今回再び訪れたのは、平日の火曜日。
時間も16時過ぎ。
平日のランチタイムでもなくディナータイムでもないなんとも微妙な時間、きっと空いてるはず。

と、思って行ったら、満席でした Σ(゚Д゚)

自分の前に5組程待ちの方がいました。
平日の微妙な時間でも待ち、とっても大人気のようです。

ですが自分が18時頃に再度、入口の方まで歩いて行った時には誰も待っている人はいませんでした。
ちなみに、平日の11時前も空いているようで待つこともあまりないようです。

なんで、待たずにすぐに入りたいよって方は、平日の11時前、もしくは平日の18時前とかが比較的空いていてお勧めそ~です。

梟書茶房とは?

梟書茶房は昨年2017年6月にオープンしたドトールコーヒーショップの新業態のカフェです。

ドトールコーヒーの常務取締役であり、日本スペシャルティコーヒー協会理事でもある菅野眞博氏と神楽坂にある本屋かもめブックス代表柳下恭平氏が出会うことで誕生したブックカフェです。

ドトールの系列店と後から知って自分はびっくりでした。
本を併設したカフェではスタバとTSUTAYAがコラボした蔦屋書店等も有名ですね。

こちらの梟書茶房も同様に本が読めるカフェなのですが、何が他のブックカフェと違うかと言うと、販売されている本がシークレットな部分です。
購入後袋とじカバーをとるまでタイトルが分からないんです。
2000ものシークレットブックが店内の本棚には並んでいます。

面白いのが注文できるメニューの中にもシークレットな本とシークレットなコーヒーが提供されるセットがあることです。
こちらも実際に運ばれてくるまで、本の中身がなんなのか、どんな種類のコーヒーなのか分かりません。
自分は今回このシークレットメニューを注文したので後程ご紹介します。

普段本を読まない人にも本の楽しさを伝えたい・読んでもらいたい、そんな想いの元、工夫を重ね、生まれたのが梟書茶房です。

個人的にはお店の雰囲気もとても独特だと感じました。
最初来た時は高級感に溢れていて果たして自分が足を踏み入れてよい場所だろうか、と躊躇しました。
が、実際席に案内してもらうとかなりリラックスできました。

店内の客席も下記のように、それぞれテーマに応じて分けられています。

・ラウンジ:ゆっくりと人と食事しながらコーヒーを楽しめるテーブル席
・アカデミックエリア:図書館の自習室のように1人で本をゆっくり集中して楽しめる席
・森の部屋:窓際の明るい席で木の温もりの中読書を楽しめます
・グリーンテラス:外のテラス席で天気の良い日は気持ち良いですね
・図書エリア:小さな二人掛けデスクがあり、目の前の本棚に収納された1000冊の本を自由に閲覧できます


注文を受けた後にサイフォンで一杯一杯丁寧に抽出され、提供されるコーヒーもまた格別です!

メニューの「珈琲とシークレットブックセット」注文してみました!

ということで、梟書茶房2回目の来店です!

梟書茶房

窓ガラスになにやら文字が書いてありますね。
これは梟書茶房のはじまりについて“砂山問題”を引き合いに記されているんです。

砂山問題?となった方は、なかなか面白い話なので、ご興味ありましたらこちらご一読ください。

梟書茶房の始まりと砂山問題

で、今回訪れたのは火曜日の16時過ぎで、待ち人数は5組。
平日のこの微妙な時間でも待ちができるってすごいな、昨年オープンして以来今も人気のようです。
ちなみにお客さんは1名できている女性の方が多かった気がします。
ということで名前を書いてソファーで待ちます、

って、ソファーがまた豪華!Σ(゚Д゚)

梟書茶房のソファー

自分座って良いのかな?
安宿とローカル食堂に慣れているだけに。
ソファー負けしそうだ・・。(下記写真は18時前に撮りました、この時間待ちなしですね!)

ちなみに店内はこんな感じです!
ほんと自分、普段こういったなんというかおしゃれで気品のあるカフェは入らないですね。
なんで余計に楽しみでもあるんです!

梟書茶房店内

梟書茶房店内

こちらはシークレットブックがずらりと本棚に飾ってあるコーナー。

シークレットブックがずらりと本棚に飾ってあるコーナー

こんな感じで本はカバーがしてあるので中身はシークレットです。
ただ、それぞれの本にちょっとした本の概要が書いてあります。
その下にも、“読みやすさ”・“誰かにあげたくなる”・“役に立つ”、と、星で評価されているので、そこも少し参考になりますね!

シークレットブック

棚にも本とその他いろいろ展示されています。

棚に展示された本

棚の展示物

棚に展示されたコーヒー

お会計のカウンターはこちらです。

お会計のカウンター

インスタ始めました!
ドリンクとシフォンケーキも美味しそ~!

シフォンケーキとドリンクとインスタの案内

ということで10分~15分程で中に案内される、“こちらにどうぞ”

ってあれっ?案内してくれる店員さん、まさかの大学時代の同級生?

一瞬“Sさん?”っと2~3度見してしまうぐらいに似ていた、が、いや、よく考えたらあれから10年以上経過している、逆に顔が変わってなさすぎる、でもあのSさんならあんま顔変わらなそうな気も、と1人勝手に戸惑いながら案内されたのが、こちらアカデミックエリアの席。

学校の図書館の席のよう、なんか懐かしい、これは本を読むのに集中できる!

アカデミックエリアの席

“こちらのカギが伝票代わりになりますので、お会計の際にカウンターまでお持ちください”、とのこと。
これは素敵、素晴らしいセンス!
1つ1つが素敵なカフェ!

伝票の代わりの鍵

一瞬オブジェかと思ったら、目の前にメニューがありました。
メニューにさえ気品が漂っていらっしゃる。

メニュー

そのすぐ隣にあるスイッチレバーで明かりをつけたり消したりできます。

明かりのスイッチレバー

メニューはパスタにパンケーキにいろいろありました。

とりわけパンケーキは評判なのだそう。
見るからに美味しそう。
注文後は20分程かかるそうです。
きっと冷凍ではなく、その場で作って焼いてくれるんですね!

梟書茶房のパンケーキ

だが、あまりお腹は減っていない、というのもさっきたい焼き3つも食べたから。
あっ、池袋のたい焼きも評判でとっても美味しいのでお勧めですよ!

迷った末、そ~だ、せっかくだったらシークレットなセットにしよう!
先程待ってる間に発見したメニューがこちら!

本と珈琲のセット

本と珈琲のセット!

どんな本とどんなコーヒーが来るのかは、来てからのお楽しみ!

ということで、先ほどの店員さんに注文を告げる。
混んでるしけっこう待つかな、と思ったら、案外10分もかからずセットが到着!

その見栄えに感動する!
本がリボンで結ばれているよ!

本と珈琲のセット

珈琲を一口、うん美味しい。
さすが、煎れたて!

梟書茶房の珈琲

ちなみにこちらの珈琲はキューバ、エルサルバドルの豆が使われていました。
苦味は少なく、香りが良い珈琲です。
珈琲もその人その人でなにが来るかは最後までお楽しみなのです。

って、シフォンケーキも後からきた、完全に本とコーヒーのみのセットだと思っていたよ。
たい焼き3つ食べた後でも、そ~甘いものは別腹!!

嬉しい誤算!!

チョコレートシフォンケーキ

ということで、最終的な本と珈琲のセットはこんな感じ!

本と珈琲のセット

シフォンケーキ、とてもふわふわですごく美味しかったです!

で気になる本は?

メモには“今回の本はアニメーターが描いたものです”、とのこと。

シークレットブック

アニメか~、正直ちょっとへこんだわけです。

いえっ、むしろアニメとか漫画は大好きなんですよ、ただ、なんとなく小説とか文字を読む気満々で来ただけに、いやここのお店の雰囲気的にも漫画って感じじゃないし、軽くカウンターパンチをもらった気分。

でもとにかく開いてみよう。

びっくりしました!!Σ(゚Д゚)
むしろ、ドンピシャだった!!

シュナの旅

シュナの旅、そ~これは宮崎駿さんの作品です。
大学生の頃だったか卒業して間もない頃だったか、自分実際買って読んだ本なんです。
最後に読んだのはもう10年近く前だったろうか。
でも久々読んで、あ~そ~だったと改めて考えさせられました。

会社を辞めて放浪の旅ののち、勢いで開業してみて、でも実際は正直リスクと不安で来年さえど~なるのか。
シュナもリスクを背負ってでも村を救うためにと旅に出ます。
その道中も状況は全く違えど、そ~だよな、と共感させられる部分が端々にありました。

自分の今の状況に、ドンピシャでした、でも、なんというか間違っていなかった、と言うか、そ~だやっぱり自分はどんな状況だろうと、最後結局どんなオチになろうと、いろいろ込みで自分が選んだ道、やっぱり進み続けるんだ、そう改めて思いました。

シュナの旅は、ジブリが好きな人だけでなく、本当に誰にでもお勧めしたい作品です。
内容が気になる方は、改めて読んだ感想も書いてみました。

宮崎駿監督の漫画「シュナの旅」を読んだ感想!

シュナの旅を読んで良かったという人は、個人的にパウロ・コエーリョ氏アルケミストもとてもお勧めですよ。

それにしても、このどんぴしゃな本のチョイスはどうやって選んだのだろう?
店員さんのその日の気分?それとも全くのランダム?

いずれにしても、珈琲と共にベストチョイスでした。

ちなみにテーブルの下にセットされている本も読めますよ!

テーブルの下にセットされた本

“スナックさいばらおんなのけものみち”“どうしてあの人はクリエイティブなのか?”
さいばらおんなも気になったのですが、クリエイティブに惹かれ読んで見たら、これもけっこうドンピシャで面白い本でした!

このテーブル席以外に、すぐ隣の棚にはいろいろ雑誌が揃っていてこちらも読むことができます。

棚の雑誌

天然生活に。

天然生活(雑誌)

ソトコトもありました!

ソトコト

その隣にはコーヒーカウンター!
ほんととってもおしゃれです!
ここで一杯一杯丁寧にコーヒーがサイフォンで淹れられるわけです。

コーヒーカウンター

んっ?サイフォンってなに?って方はこちらの動画ご参考までに。


自分も正直サイフォンについて全く知らなかったのですが、こんなコーヒーの淹れ方があるのですね。
ちょっと一見理科の実験のよう、ですがこれ、かなり作るのに手間がかかっていますね。
ほんと美味しくいただきました。

こちら先ほど待つ間に座っていたソファ席ですが、その奥がラウンジになります。
このラウンジだけでも恐らく40名程座れるだけの席数があったんじゃないかと思います。
ちなみに梟書茶房の全席数は132席(店内116席/テラス16席)とかなり広いです。

梟書茶房のラウンジ

その他に窓際の明るい雰囲気の森の部屋や、天気の良い日は外も気持ち良さそうなグリーンテラスもありました。

そして、自分当日全く気付かなかったのですが、図書エリアもあったのです。
むしろこここそ、図書エリア1000冊もの本がずらっと並んでいて、自由に読むことのできるエリア。
完全に逃してしまいました、次回のお楽しみということで。

シークレットブック購入

そ~言えばシュナの旅、あれはもしかして最後返さなくちゃいけないとか?と思って、レジカウンターで確認してみたら“お持ち帰りいただけます”とのことでした。

うちに2冊目となるわけですが、うん、誰かにいつかあげよ~!

でも、他の販売されているシークレットブックもいろいろ気になるわけです。

No.0001から始まりNo.1231まで。

う~ん迷う。

よし、なんか目立つし一番最初だしNo.0001を買うことに決定。
“読みやすさ”・“誰かにあげたくなる”、ともに星5つの満点。
が、“役に立つ”、が星1つ!!

シークレットブックNo.0001

正直いつもの自分ならむしろ“役に立つ”に星が5つあるものでフィルターかけて選んでます。
でも、そ~、だからこそいつもの自分だったらまず選ばないものをあえて選ぶわけです。
それがシークレットブックの楽しみだから。

シュールな光景

ちなみに自分のいた図書館席ですが、奥の方の席にはラップトップのパソコンでひたすらビジネスをしている方も何人かいました。

えっ?スタバとかではなくあえてのここで?

このまさしくキンドルでもスマホでもなく実物の本を読むという行為にあえて特化した、そしてそのアナログな目的を恐らくあえてチョイスして来店されているだろう人がほぼな中で!

もちろん、別に本を読もうが、パソコンしようが、何をしようが人の勝手ですし、全然オッケーです!

ただ、個人的には静かな雰囲気のなかで真横ですごいバチバチ音を出して強くタイプする人、バチコーンって日頃のなんやかんやをEnterキーにこめて消化する方は、できればもっとソフトタッチで、キーボードの寿命も、いやあなたの寿命ももっときっと延びますよ、と思うわけです。

自分はむしろその真横で本を読まれている方が気になってしまった。

とにかく、すごいシュールな光景だ!!

そ~ふと思ったのでした。

と、言いつつも同時にちょっと分かる気もしました。
そ~ここ、落ち着けるんです、とても集中できるんです。
きっと“仕事がはかどる”、というのだけは間違いないと思います。




まとめ

ここはまた来たい、パンケーキ食べたい、そ~思いました。

でもシークレットっていうコンセプトは良いな、って思いました。

正直本でもインターネットでも、基本自分に興味があるものを誰しも自然と手にすると思います。
わざわざ、全く興味ないからこの本買っちゃお~、とか、興味の全くないことについて文字をタイプしてまでわざわざ検索する、って人はまずいない、というより、意識的にやらない限りはまずないです。

なんで自然と入ってくるものも自分の好きな情報や趣味に合った情報、自分のテイストとフィルターがかけられた情報にほぼなるわけです。

ですが、その手にした情報が分からないとなると、話は変わってきます。
全く関係のない・興味のないものを手にする可能性もあります。

ですが、そう思っていたものが“運命の出会い”となることもあります。

一杯のコーヒーと、一冊の本。
運命的な出会いが待っているかもしれません。

梟書茶房
住所:東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola(エソラ)池袋 4F
最寄り駅:池袋駅(有楽町線の4番出口が最寄り)
席数:132席(店内116席/テラス16席)
営業時間:10時30~22:00 (ラストオーダー21:30)
休日:不定休
ウェブサイト:https://www.doutor.co.jp/fukuro/