ヴァイオレット・エヴァーガーデンはなぜこんな人気なのか考えてみた
「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」は2018年にテレビアニメ放送後映画化・今週末(10月29日)は金曜ロードショーで2週連続放映とますます人気が高まっている作品です。
日本でも人気ですが、海外ではさらに人気が高いと個人的に感じます。
人によっては確かに良い作品だけれど、なぜここまで人気に?と不思議に思う方も多いかもしれません。
ここではその人気の理由といややっぱり分からない、という意見の両方をご紹介したいと思います。
目次
作画が美しい
このアニメ・映画の作画が美しい、という部分は面白いという人もいやそうでも、という人もほぼ満場で一致している部分です。
その作画の美しさは、1話目が始まってすぐに感じました。
ヴァイオレットが身につけるペンダントから義手まで本当に美しく描かれています。
事物にあたる光の加減やきらめきまで見ていて思わず惹きこまれてしまう方も多いと思います。
また、1つ1つの所作まで繊細に描かれていて美しいな、と見ていて感じました。
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンは京都アニメーションが手がけた作品ですが、京都アニメーションの作品は作画がどれも美しいと評判です。
聲の形も以前に見ましたが、こちらも川に飛び込む場面等とても美しい作画でした。
感動のストーリー
面白い、という方の意見で次に多かったのがストーリーです。
手紙を書いて届けるだけでなく、その人がこれまでに生きてきた背景やそのの周りにいる人達にも焦点が当てられています。
娘を失った過去から立ち直れずにいる舞台作家、少ない余命を娘の手紙に費やす母親、亡くなる直前恋人への手紙代筆を頼んだ戦場の兵士。
ヴァイオレットは手紙をただそのまま代筆するのでなく、その想いまでくみ取ります。
そして、その想いを届けてゆきます。
手紙を通じて人が繋がっていく。
たとえ亡くなったとしても、その想いは相手へ伝わり未来へと繋がっていく。
そんなストーリーが見る人の心をうつのかもしれません。
音楽が素晴らしい
各シーンごとの音楽・BGMも素晴らしいです。
舞台が西洋なので、音楽はオーケストラ調です。
作曲家のEvan Call氏がBGMをメインにヴァイオレット・エヴァ―ガーデンの音楽を担当しています。
実際のヴァイオレット・エヴァ―ガーデンのオーケストラコンサートもこれまでに4回開催されています。
込められた想いが浮かび上がってくるような音楽がヴァイオレット・エヴァ―ガーデンの魅力です。
個人的にとりわけいいな、と感じた音楽をいくつか下記ピックアップしました。
異国情緒感
雰囲気がいいな、と感じる人も多いと思います。
とりわけ海外で人気が高いのは、やはり舞台が西洋だからだと思います。
ヨーロッパに住む人には共感しやすいのです。
また、時代も現代ではなく、中世にしている部分も大きいです。
今では見なくなったタイプライターが活躍している時代です。
タイプライターが実用化され広まったのは1800年代後半です。
およそ150年近く前のことですね。
使われている電話もアナログです。
1800年代後半~1900年代前半までの数十年の間だけ欧米で普及した壁掛け式木製電話機です。
今世界では若い人の間でもちょっとしたレトロブームです。
ポラロイドカメラ・レコード・ファミコン、等々。
昔を懐かしむ、という部分でもヴァイオレット・エヴァ―ガーデンの舞台背景・時代設定は琴線に触れる部分があったのではないでしょうか。
面白味が分からない、という意見も
原作から改変しすぎ
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンは元々原作があり、その原作が人気となってアニメ化した作品です。
原作とアニメは内容がけっこう違うようです。
これはあるあるかもしれませんね。
とりわけ原作を実写化すると残念な結末になるパターンは多いです。
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンの原作を自分は読んでいないのでなんとも言えませんが、読んだ人からすると改変されている部分が残念だったという意見がありました。
ギルベルトは原作のギルベルトの爪の垢でも煎じて飲んどけ、と熱量の高い意見もありました。
アニメを見てから原作を読んだ方が2倍楽しめて良いかもですね。
王道の展開
展開が王道だった、という意見もありました。
先が読めてしまうストーリー展開・薄い話、等の意見も。
確かにストーリーは王道のパターンかもです。
話も深い部分まで切り込んだ話はあまりないかもしれません。
アニメは尺の関係もあっていろいろ駆け足にせざるを得なかったからなのかもしれません。
王道で少し駆け足気味の展開に入り込んで見ることができなかった、という意見がありました。
| 人気アニメのコラボスイーツを買える通販サイト |
まとめ
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンは作画が素晴らしい、というのはほぼ満場一致の感想でした。
使われている音楽も素晴らしいです。
中世のヨーロッパの異国情緒感も人気に一役買っていると感じます。
とりわけ海外で人気なのは作画の美しさとこの異国情緒感が大きいと感じます。
ストーリーとなると感動した、という人もいれば、そうでもない、という人もいて、半々でしょうか。
人によって賛否がちょっと分かれる作品かもしれません。
気になる方は今週末の金曜ロードショーでぜひ見てみてください。
見逃した、という方はアマゾンプライムでも見れますよ!
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン
公式ウェブサイト
http://violet-evergarden.jp/
公式ウェブサイト(TVアニメ)
http://tv.violet-evergarden.jp/
公式ウェブサイト(ヴァイオレットエヴァ―ガーデン外伝)
http://violet-evergarden.jp/sidestory/