テレビでも紹介、焼き芋の人気店「芋屋TATA」に行った感想!
昨年ドン・キホーテの焼き芋を食べたのですが、ほんとびっくりするぐらいに美味しい!!
その美味しさについて友人に熱く語っていると、ここの焼き芋も本当に美味しいからぜひ行ってみて!
と紹介され今回訪れたのが、「芋屋TATA」!
その焼き芋は1日に1000本も売れるのだとか!
お店のある場所は埼玉県の熊谷、毎年夏ともなると日本で最高気温をたたき出す、かの地です。
冬は少しあったかいのかもと期待しつつ行ったら普通に寒かったのですが、焼き芋以外もいろいろと堪能してきたので、その感想をお伝えしたいと思います。
目次
テレビ東京のクロスロードでも紹介、「芋屋TATA」とは?
調べてみると芋屋TATAはテレビ東京の番組である”クロスロード“で行列のできる焼き芋店として紹介されていたようです。
なんでも創業者である坂井孝行さんは、元々大学卒業後東京の証券会社で働いていたそうです。
株のトレーダーをやっていたのですが、そこから突然農業の道へと入ったのだとか。
もはやほとんど真逆の世界です!!
日本が今後食べ物に困る時代がくるかもしれない、せめて自分が食べる物は自分で作ってみよう、と思ったのがきっかけだそうです。
また、おじいさんが熊谷に土地を持っていたことも大きなきっかけとなったようです。
ですが、ひとえに農業といっても、育てる作物は様々な種類があります。
その中でもさつまいもを選んだ理由は、熊谷の土地の土と地層を調べた結果、さつま芋を育てるのに非常に適している、というよりそもそも昔はさつま芋がこの土地で育てられていたから、だそうです。
実際にその土は浅間山の火山灰土なので水はけがよく、さつま芋作りには適していると言われます。
他の野菜や穀物を同時に栽培せずさつま芋のみにこだわった理由も、いろいろなものに手を出すより1つのものをこだわって育てたい、という想いがあったからなのだそうです。
埼玉は川越もさつま芋が有名です。
ここも昔はさつま芋の栽培が盛んでその歴史は江戸時代までさかのぼり、昭和30年頃まではさつま芋の一大産地でした。
関東平野の土地自体がさつま芋の栽培に適しているのかもしれません。
自身も坂井孝行さんが出演して話している番組を少し見たのですが、番組の中で若い人が考える農業の3K(きつい・汚い・危険)のイメージを変えたいとも語っていました。
農業はかっこいい、実際に自分もかっこいいと思えることを人生において選択し続けているのだそうです。
今後は東京、というよりニューヨークといった世界進出も視野に入れているそうです。
夢がでかい、そしてかっこいいですね!!
電車での行き方
1. 電車で熊谷駅へ
芋屋TATAへは電車で行く場合には埼玉県の熊谷駅に行く必要があります。
東京からお越しの場合、JR高崎線またはJR湘南新宿ラインで行くことができます。
新宿からJR湘南新宿ラインの特別快速に乗った場合、ちょうど1時間程で乗り換えもなしで着きます。
埼玉の大宮からですと、JR高崎線で40分程、こちらも電車を乗り換える必要はありません。
東京からですと、ちょっとした小旅行になりますが、その分想いのこもった焼き芋をお店で堪能することができます。
2. 熊谷駅からバスで畜産試験場まで
熊谷駅に着いたら、北口を降ります。
北口の目の前はバスやタクシーが止まる大きなロータリーになっています。
ここで1番乗り場(ロータリーの一番右端)に行きます。
県立循環器呼吸器センター行きのバスに乗り、畜産試験場でバスを降ります。
畜産試験場までは280円、およそ15分~20分程で着くことができました。
3. 畜産試験場から徒歩1分程
畜産試験場に着くと、目の前はローソンです。
左手のちょっと先には芋屋TATAの看板も。
ここ右折ということですね。
目の前に自動販売機が並んでいるので、この道沿いに真っすぐ進みます。
50m程進むと左手にお店の駐車場と看板が見えてくるので、ここで左折。
少し歩くと左手にお店が見えてきます。
芋屋TATAで焼き芋を食べた感想!
電車・バス、となかなか遠かったですが、ついに辿り着きました芋屋TATA!
焼き芋屋さん、ということでなんとなく古めかしいお店を想像していたのですが、普通におしゃれなカフェですね!
店の前にあるハーレーがまた良いですね、社長さんのだろうか。
ベンチとテーブルもあります、ここでさつま芋食べれますね。
店内もまたおしゃれ!
お店にはお客さんもちらほら。
棚にはさつま芋が袋単位で販売されていました。
品種は紅はるかでした。
テーブルには干し芋がたくさん。
こちらはプリンに見えますがジャムです。
さつま芋から作られたジャムって珍しいですね!
奥にはさつま芋を焼く台がいくつも陳列されています。
実際に自分が注文した際も、この台の中からさつま芋を取り出してくれました。
テーブルには芋屋TATAのメニューが。
“生芋各種”、“焼き芋各種”、“干し芋各種”、“生芋各種”、“ジャム各種”、“さつま芋のチーズケーキ”、“さつま芋プリン”、とありました。
この他にさつま芋のアイス等も注文できましたよ!
レジのディスプレイにはプリン・芋ようかんが飾ってあります。
さつまいもチーズケーキは売り切れのようでした。
正直ある物全部食べたい、けれど1人で来たのでそんなに食べられない。
お店のスタッフの方にお勧めを聞くと、焼き芋以外には“さつま芋のチーズケーキ”、“さつま芋プリン”、“焼き芋ソフトクリーム”、“干し芋”、等々でした。
最終的に、焼き芋・焼き芋ソフトクリーム・干し芋・芋ようかん、を注文。
なんだかんだでけっこう1人でも食べるという。
お店はいつ頃からやっているのか聞いてみると、元々は8年~9年程前とのこと。
8~9年!!Σ(゚Д゚)
最近オープンしてブームになったお店かと思いきや、そんなに前から!
後から調べてみると、お店、というよりさつまいも農園を開始したのが2011年とのことでした。
翌年の2012年に芋屋TATAとしてお店がスタートしています。
“近くでやっていたお店を3年程前にここに移したんです”とのこと。
長い年月の上に今があるわけですね、納得です!
奥には数台の長椅子のベンチとテーブルがあったので、ここで食べることにします。
観葉植物等、インテリアも素敵です。
焼き芋ソフトクリーム
では早速焼き芋から、といきたいところですが、ソフトクリームが溶けてしまう前にいただきます。
お味は、というと、あっさりした味、でした。
焼き芋ソフト、というとけっこう濃厚な甘い味のソフトクリームというイメージが自分にはありましたが、思ったよりあっさりした味わいです。
甘味も通常のソフトクリーム程強くはありません。
ですが、その中にもほのかな焼き芋の味は楽しめます。
これも濃いさつま芋の味ではなく、ほのかな味わいです。
甘党の人・本格的な芋の味を楽しみたい、という人には、ちょっと弱いなと感じる部分があるかもしれません。
ですが、逆にあま~いアイスは苦手、あっさりしたアイスが好きという人には程よい甘さです。
ボリュームはコーンの中までたっぷりで満足なソフトクリームでした。
けっこうお腹いっぱいになります。
ちなみにアイスはどちらかというと“焼き芋アイスのせ”が人気のようです。
名前の通りですが、焼き芋の上にアイスが乗っています。
アイスと焼き芋がよく合って美味なのだとか。
次回来る機会があったら注文してみよう!
焼き芋
ということで本命の焼き芋。
じっくりと低温で焼かれ、出されるまでには2時間~3時間程かかるのだとか。
その間も15分に1回ずつ状態は確認され、今が一番美味しいと思った時に感覚を頼りに焼き芋台から取り出されるのだそうです。
焼き芋の種類を確認するのうっかり忘れてしまいましたが、恐らく紅はるかか安納芋。
時期によってさつま芋の種類も変わるようです。
焼き芋のメニューはグラムごとに分かれていました。
一番少ないのが360g程で500円、小~中サイズの焼き芋が2~3本程入っています。
1人なので2本食べれるかさえ怪しかったので500gの焼き芋を注文!
新聞紙にくるんでくれますが、英字新聞というのがまたおしゃれ!
皮を剥くと、しっかり糖化しています。
これは美味しそう!
割ると中も糖化している部分が見えます。
それではいただきます!
食べた瞬間、なんというか懐かしい味。
干し芋の甘味に似ているかも。
ホクホク感を楽しめる。
食べ進めると、ねっとりしたあの完全に糖化した甘さ。
そ~ドンキのさつま芋で味わったあの甘さにかなり近い。
懐かしさと強い甘味を楽しめる焼き芋、とても美味しかったです。
ちなみにもう1本は家に持って帰って食べました。
オーブンで焼いて食べたのですが、出来立てと変わらぬ美味しさ!
むしろ、こちらの方が甘みがずっと強かった気も、もしかしたら違う品種だったのかもしれない。
焼き芋の干し芋
この干し芋、2年程前に“干し芋1000コ売るまで帰れま1000”という企画を立て、社長である坂井孝行さん自らがリヤカーを引きながら売り歩いていたのです。
12月という寒さにも関わらず、半袖という姿で、ひたすら埼玉県の深谷駅から行田市へ向けて、リヤカーを引いて歩いてまわったそうです。
実際夜には完売したそうです、すごい!!
と、話題の干し芋、購入してみました。
さつま芋の種類は紅はるかと記載がありました。
ちなみにこの干し芋は普通の干し芋と焼き芋の干し芋の2種類があるそうです。
自分が今回購入したのは焼き芋の干し芋になります。
干し芋は自分も実家でオーブンの上で焼いてよく食べてましたね。
というより母が焼いてるの、横から一緒にいただくといった形ですが。
芋屋TATAの干し芋の形は、立体的で厚みがあります。
自分はいつも5mm程の厚さの干し芋を食べていたので、ちょっと新鮮です。
食べると、うん、こちらもあっさりした干し芋。
強い甘味ではないですね。
自然な甘さの干し芋です。
自分はけっこう好きな味です。
噛み応えもけっこうありました。
歯が鍛えられそうです。
家に帰ってからオーブンでも焼いて食べてみました。
すると、とっても柔らかくなりました。
甘味も少しだけ増しました。
個人的にはオーブンであっためた方がより美味しかったです。
芋ようかん
すんごいおいしいの入ってるよ。
期待大です。
開けると、本当に美味しそう!
そしてけっこうなボリュームです!
原材料は、さつまいも・砂糖・塩、以上です。
添加物が入ってない分消費期限は2月2日まで、ということは明日まで!
早速いただいてみます!
食感はしっとり、お味は甘さ控えめで思っていたよりこちらもあっさり!
ですが、さつまいもの素朴な味は楽しめます!
恐らく市販の芋ようかんを食べなれている方には(自分ですが)、この芋ようかんはあっさりした味わいです。
さつまいものみをメインに使用されている証拠に、さつま芋の繊維も見えました。
機械を使わず、蒸したてのさつま芋を手でこねて作られているのだそうです。
優しい素朴な味わいの芋ようかん、美味しかったです。
コーヒー
お店の前には出張でコーヒーを販売しにきている「PLACE COFFEE」も。
実際のお店はお店は熊谷駅直結の施設、「アズ熊谷」の6Fにあるそうです。
帰りに寄ってみたのですが、ほのぼの落ち着けるコミュニティスペースのような空間でした、
寒かったので、ラテアートを注文。
ラテアートは初めて注文したかもですが、とても美味しかったです。
スタッフの方もコーヒーについていろいろ親切に教えてくれ、とても勉強になりました。
売り切れと混雑状況
芋屋TATAは土日祝の午後の時間ともなると売り切れになることもあるようです。
と言っても、焼き芋自体が売り切れることはないと思います。
なにしろ焼き芋がメインのお店ですし、相当な数も用意してありますし。
売り切れる可能性が高いのは、チーズケーキ・プリン・芋ようかんソフト等のサイドメニューです。
とりわけチーズケーキ等は人気で売り切れることが多いようです。
実際自分が行った時も平日ではありましたが、既に売り切れていました。
ですが恐らく、平日の10時~昼間の間でしたらほとんど並ぶこともなくどれも購入することができると思います。
逆に土日祝は昼とかは列ができているかもしれません。
土日祝でも昼ぐらいまでに着ければ列はあっても購入できるのではないかと思いますが、午後の2時3時となると売り切れている可能性が高いです。
一番良いのは平日の10時~12時にお店になんとかたどり着けることですね。
通販の楽天でも購入できる
芋屋TATAは美味しいのですが、埼玉県北部に住んでいない方の場合、中々行くのに時間がかかります。
新宿からですと、特別快速で1時間程、その後バスを待つ時間と乗車時間を見積もると1時間30分程になります。
ちょっとした小旅行ですが、とりわけチーズケーキ等、売り切れていた時は残念感が募ります。
でもやっぱりお店でしか買えないしな~と思っていたのですが、楽天でもお店が出ていました。
紅はるか 極み焼き芋3【送料別】※冷凍便が楽天のお店では人気のようです。
冷凍焼き芋・生芋以外にもチーズケーキやジャムも販売されていました。
遠方ですと、ある種交通費等を考えたら通販の方が安く買える場合があるかもしれません。
それ以外に通販ではありませんが、時々都内でも催事で出店販売していることもあるようです。
先月1月は西武池袋本店の催事で安納芋のようかんソフトを販売していたようです。
まとめ
少し遠くはあったのですが、行った価値のあるお店でした!
というかまた来店して別のメニューをトライしたい!
お店が営業しているのは9月~4月の秋・冬のみだそうです。
毎週木曜日は休日です。
5月~8月に関してはさつま芋の開墾期となるようです。
本当に農家のさつま芋屋さんですね。
世界進出の夢もぜひ実現してもらいたいです。
焼き芋、海外の方にも通じるんじゃないかと思います!
住所:埼玉県熊谷市樋春1984-5
グーグル地図:https://goo.gl/maps/aAViybY9t3D2
最寄り駅:熊谷駅 (北口よりバス)
営業時間:10時~17時30分 (9月~4月の秋・冬のみ営業)
休日:木曜日
ウェブサイト:http://tatagreen.jp/