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お勧めの水出しコーヒーポット!フェアトレードコーヒーも美味しく飲めました!

2018年7月15日

水出しコーヒー

夏になると毎年水出しコーヒーバッグを買って水出しコーヒーを作っていたのですが、今年は水出しコーヒーポットを購入!
コーヒーポットもいろいろと種類があり、最初どれを買おうかけっこう悩みましたが意外とどれも1000円台とお手頃価格でした。

ここでは評価が高く売れ筋のコーヒーポット(器具)、自分が実際に購入したコーヒーポットについてご紹介します。
豆知識として最初に水出しコーヒーの種類や抽出方法についてもご紹介したいと思います。



水出しコーヒーとは?

水出しコーヒー

水出しコーヒーは言葉通りですが、水を使用して作るコーヒーです。
作り方によっては最初に熱湯で抽出する方法もあります。
コールドブリューダッチコーヒーとも呼ばれており、インドネシアが元々の発祥の地です。

熱湯を注いで作るのがコーヒーのイメージですが、水出しコーヒーは一体何が違うのでしょう?

まず第一に、時間がかかります。
熱湯は温度が高いので抽出速度が早くなり、その分成分の抽出量も増えますが水は温度が低いので成分の抽出にも時間がかかります。
豆の種類や挽き具合等にもよりますが、数時間~半日程かかります。

味にも違いが生じます。
低温でゆっくり成分を抽出することにより、えぐみやかどのたつ苦みが抑えられ、甘みや柔らかな苦みが引き出されます。
水を使用することにより、カフェイン等の成分が溶け出しにくくなっているからです。
熱湯を使用しないので(ウォータードリップ式の場合熱湯を使用する場合もあります)豆の酸化が抑えらるのも水出しコーヒーの特徴です。

ホットコーヒーに比べ、水出しコーヒーではまろやかでやわらかい味わいを楽しむことができます。

抽出方法の違い

水出しコーヒーの抽出

水出しコーヒーの作り方はドリップ方式水出し方式の2通りがあります。

ドリップ方式:挽いたコーヒー豆に水や熱湯・お湯を注いで1滴1滴抽出していく方法
水出し方式:挽いたコーヒー豆を数時間~半日程水に浸して抽出する方法

どちらの方法でも最終的に水出しコーヒーは作れるのですが、味に違いが生じます。

水に長時間コーヒー豆をつける水出し方式の方が苦みの少ないまろやかなコーヒーを作ることができます。
水に浸した後は待つだけなので、手軽に作ることができます。

逆にドリップ式では、熱湯やお湯を使用した場合、苦みがあり濃くて香りの強いコーヒーを楽しめます。
水を使用したドリップ式の場合は苦みが抑えられ、まろやかな味わいとなります。

本格的なコーヒーの苦みや香り、強いテイストが好きな方は熱湯やお湯を使用したドリップ方式がお勧めです。
こちらの方が普段私達になじみのあるホットコーヒーの味に近いと思います。
ですが熱湯やお湯を使用しているので、時間とともに酸化も進み、酸味やえぐみが次第にでてきます。
ドリップしたコーヒーはすぐに冷やす、作った後はなるべく早く飲む、が熱湯やお湯を使用したドリップ方式のコーヒーを楽しむ上で重要なポイントです。

まろやかでやわらかいテイストを楽しみたい方、手間をかけず簡単に作りたい方には水出し方式がお勧めです。
ドリップ方式のような強いテイストはありませんが、苦みの少ない、まろやなか味を楽しむことができます。
熱湯を使用していないので酸化スピードも遅く、コーヒーポットに入れたままで長時間安定した味を楽しむことができます。

おすすめの横置きできるコーヒーポット

コーヒーポットは自分自身が買う前にいろいろ調べたのですが、水出し方式のコーヒーポットでしたら正直1000円~1500円でどれも基本購入することができることが分かりました。
予想外にお手頃価格だったので驚きました。
ドリップ方式は安いものは数千円でしたが、高いものは1万円~3万円と幅が広かったです。

自分は手軽に作れる、そしてお手頃価格という条件で探していたので、水出し方式のコーヒーポットを買うことに決めました。
となると後は評判ですが、自分が調べた限り評判が良かった、また種類も多かったのがHARIO(ハリオ)です。
さすがプロでも使用するメーカーです。

自分もHARIO(ハリオ)のコーヒーポットを買おうとしていたのですが、それ以外で評判の良かったのがタケヤ化学工業iwaki(イワキ)のコーヒーポットです。
ここでは人気のあるHARIO(ハリオ)iwaki(イワキ)タケヤ化学工業のコーヒーポットについてご紹介します。

HARIO(ハリオ) 水出しコーヒーポット


HARIO(ハリオ) 水出しコーヒーポット

最後の最後まで買うかどうか悩んだのがこのHARIO(ハリオ)のコーヒーポット。
有名なコーヒーメーカープラス評判が良かったからという単純な理由ではあるのですが。

まず第一に良いなと思ったのは、耐熱ガラスでてきている部分です。
基本水出しコーヒーとして使うことになるとは思いますが、耐熱性なので熱いお湯を入れて紅茶等も作ることができます。
電子レンジで使用することもできるそうです。

ただ、ガラスなので万一ポットを落としたりして、強い衝撃が加わったりした際には割れてしまうと思います。

そしてコーヒー豆を入れるポット内部のストレーナーの底が外れる点も大きな利点です。
コーヒーを飲み切った後は、ストレーナーのコーヒー豆を処理すると思いますが、底が外れるので掃除も楽です。
自分も実際初めてコーヒーポットを使用して感じたのが、最後のストレーナーの掃除が少し大変だということです。
このストレーナーの底が外れるというのも大きな利点です。

デザイン的にもシンプルで自分は良いなと思いました。
取っ手がついているのもコーヒーを注ぐ時に便利ですね!

量は1000ml600mlから選ぶことができます。

ここまで書いていると、実際自分でも利点ばかりなので買いそうな勢いですが、最終的には別のメーカーのコーヒーポットを購入しました。
最終的にこちらのコーヒーポットを購入しなかった理由は、横置きには対応していなかったからです。
冷蔵後のスペースが限られていたので、横置きもできるコーヒーポットが欲しかったのです。
横置きも可能でしたらこのHARIOのコーヒーポットを買っていたと思います。

利点まとめ
・耐熱性なのでお湯も注げる
・ストレーナーの底が外れ掃除する時に便利
・デザインがシンプルで取っ手が便利
気になった点まとめ
・ガラス製なので強い衝撃が加わると割れる
・横置きができない

HARIO(ハリオ) フィルターイン コーヒーボトル 650ml


HARIO(ハリオ) フィルターイン コーヒーボトル 650ml

こちらも人気のあったコーヒーポットで同じくHARIO(ハリオ)からでした。

デザイン的には一番自分はこれが好きです。
シンプルでちょっとおしゃれな感じのワインボトルのようなデザインです。
そしてコンパクトなのも良いです。
蓋はシリコンでできています。

そして一番大きいのが横置きできるという点です。
先程のHARIO(ハリオ)の水出しコーヒーポットは横置きできませんでしたが、こちらは横置きできます。
サイズもよりコンパクトなので冷蔵庫でも場所をあまり取りません。

ということでこれを購入しようと思っていたら、唯一気になる点が。
容量が650mlの一択でした。
自分は夏は毎日それなりの量を飲むので650mlだとけっこうあっという間に飲み終えてしまいます。
最低1リットルは欲しかったのです。

また、先程のHARIO(ハリオ)の水出しコーヒーポットはフィルターの底を外すことができましたが、こちらはフィルターが一体式なので底を取り外すことはできません。

最終的にこちらも自分は見送ることにしました。
正直容量さえ1リットルのものがあったら、フィルターは外せなくても購入したかったです。

利点まとめ
・デザインがコンパクトでおしゃれ
・横置きが可能
気になった点まとめ
・容量が少ない(650mlのみ)
・フィルターの底が外せない

iwaki(イワキ) 耐熱ガラス ウォータードリップコーヒーサーバー 440ml


iwaki(イワキ) 耐熱ガラス ウォータードリップコーヒーサーバー 440ml

こちらのiwaki(イワキ)のウォータードリップコーヒーサーバーは、上記HARIO(ハリオ)の長時間水に浸して作る水出しコーヒーと違い、ドリップ式で1滴1滴作っていくコーヒーとなります。
挽いたコーヒー豆に水を数回に分けて注ぎ、1滴1滴抽出されるのを待つ必要があります。

その分、コーヒー豆を水に長時間浸したものでは得られない深みのある味わいを楽しむことができます。
実際に自分もドリップ式の水出しコーヒーを1度お店で出してもらったことがありましたが、ホットコーヒーと同じぐらいの強いテイストを楽しむことができ、とても驚きました。

ドリップ式ではかどのたつ苦みも抑えられ、かつ深みのある味わいを楽しむことができます。

またこちらのコーヒーサーバーは耐熱ガラスを使用しており、90度までもちます。

ただ、1回1回水を注ぐ手間もかかり、待つのが苦手な人には出来上がるまでに少し辛抱が必要となります。
また、作れる容量もこちらのコーヒーサーバーに関しては440mlと、量を多く飲みたい人にはちょっと物足りないかもしれません。
耐熱ガラスですが、落として割られた方もいますので、衝撃には弱いと思います。

少し手間がかかり待ちもするけれど、水出しコーヒーの味にとにかくこだわりたいという方にはお勧めできるコーヒーサーバーではないかと思います。

利点まとめ
・ドリップ方式ならではの深い味を楽しめる
・お湯も注げる(90度まで)
気になった点まとめ
・容量が少ない(440mlのみ)
・水を1回1回注ぐ手間と待つ辛抱が必要
・ガラス製なので落としたら割れる

タケヤ化学工業㈱ 水出し専用 コーヒージャグ(コーヒーポット) 1.1L


タケヤ化学工業㈱ 水出し専用 コーヒージャグ(コーヒーポット) 1.1L

最終的に自分が購入したのがこちらのタケヤ化学工業のコーヒーポットです。

フィルター底はHARIO(ハリオ)のものと違い分離させることはできませんが、横置きができます。
そして容量も1.1lと1lのものに比べ少し多い。
熱湯も注ぐことができます。

素材はプラスチックだったので、ガラス製と違い、少し落としたぐらいでは割れることはありません。

容量があり横置きができる、デザインもシンプルで良かったので、最終的に自分はこちらのタケヤ化学工業のコーヒーポットを購入しました。

フィルター以外で唯一気になったのは、自分だけかもしれませんが、最初内部フィルターが引っ張ってもびくともせず全く外れなかったことです。
もしかしたら力ワザではなく、なにか仕掛けがあるのかもと何度もいろいろな箇所を確認しましたがそれらしきものは見当たらず。
最終的に渾身の力で引っ張ったらスッポーンと取れました。
いやいやこれは新品にしたって強くフィルターを内部に押し込めすぎですよ、と思いました。

もしかしたら他にもそんな人いたり?と商品レビューを確認しましたが、そんな評価はどこにも見当たりませんでした。
自分だけ当たりだったようです。

利点まとめ
・容量が多い
・横置きができる
・プラスチック製なので割れにくい
・お湯も注げる
気になった点まとめ
・フィルター底は外すことができない
・人によってフィルターを外すのに力ワザが必要(かなりレアケース)

水出しコーヒーの作り方、タケヤ化学工業のコーヒーポットを使用した感想

まず、こちらが自分が購入したタケヤ化学工業のコーヒーポットです。
お値段はアマゾンで954円でした。(2018年4月購入時)

タケヤ化学工業の水出しコーヒーポット

使用するコーヒー豆はカルディで購入しました。
ウーマンズハンドコーヒーというフェアトレードのコーヒーが売っていたのでこれを購入しました。
こちらのコーヒーはグアテマラの女性達の手により育てられたコーヒーで、収益の一部は生活環境の改善、奨学金制度等、現地の女性たちの経済環境改善のために還元されるそうです。

フェアトレードコーヒー豆

お店で水出しコーヒー用でお願いしますと伝えると、特に挽き具合は伝えていなかったのですが、承知しましたと細引きにしてくれました。
当たり前かもですが、スタッフの方は豆に熟知しているようですごいなと思いました。

コーヒー豆は挽きが荒い程味が薄く、挽きが細いほど味が濃くなります。
大まかに荒挽き中挽き細挽きの3種類があり、荒挽きにすると薄味になり、細引きにすると濃い味になります。

その他に、焙煎時間(コーヒー豆を煎る時間)によっても味が変わり、浅煎り中煎り深煎りに分けられます。
焙煎時間が短いと酸味が増し、焙煎時間が長いと苦みとコクが強くなります。
水出しコーヒーには酸味がで過ぎない深煎りがお勧めだと言われます。

コーヒーポットを分離するとこんな形です。

水出しコーヒーポット

再びですがこのコーヒーフィルターを取り出すのは本当に力ワザだった~。

コーヒーフィルター

ウーマンズハンドコーヒーはこちら。
60g用意しました。

ウーマンズハンドコーヒー

ということで以下作り方手順です。

「必要なもの」
・水出しコーヒーポット
・コーヒー豆 (60g)
・水 (約1L)

水出しコーヒーポットとコーヒー豆

1. コーヒーフィルターを取り出し、水を入れる (1l程)
  水は雑味がなくなるため、軟水のミネラルウォーターがお勧めです。

水を入れた水出しコーヒーポット

2. コーヒーフィルターに挽いたコーヒー豆を入れる (60g)

コーヒーフィルターに入れたコーヒー豆

3. コーヒーフィルターをコーヒーポットに戻し、蓋を閉める

水を入れた水出しコーヒーポット

4. 蓋がしっかり閉まったことを確認し、何度か本体を軽く振ってコーヒー豆と水をなじませる

水とコーヒー豆をなじませる

5. 冷蔵庫に入れて8時間程待つ(横置きする場合はしっかり蓋が閉まっているか要確認してください)

最終的に8時間後、というより16~17時間後はこのような形になりました。

水出しコーヒー完成

ちなみに横置きで水漏れは全くありませんでしたよ。
ですがその後戻した時、蓋がしっかり閉まってなかった用で次に冷蔵庫を開けた時は中が若干カオスになりました。

横置きする時はちゃんと蓋が閉まっているか、横にしてみても漏れないか等しっかり確認することを強くお勧めします。

味は、はい、かどのある苦みは感じられず、すっきりした味わいでした。
少し酸味も感じることができました。
恐らく使用する豆の種類や抽出方法によって味は大きく変わってくると思います。

個人的に作り終えて、このウォーターポットを購入して良かったと思いました。
横置きできて冷蔵庫でも場所をあまり取らないのはでかいです。

ですが、最後に飲み終えた後の処理は、フィルターの底が外れないので少し手間ではありましたが。
自分に関しては、フィルターは最後逆さにして底を叩いて豆を取り出し、最後に底に少し残った豆に関してはスプーン等でかき出して処理しています。




まとめ

コーヒー豆とスプーン

水出しコーヒーというと、小岩井の方(確か)にあった小さなコーヒー専門店を思い出します。
ユニークな外観に惹かれてふら~っと入ったら、マスターがなかなかに面白い人だった。
気が付いたらいろいろ話込んでいて、本格的な水出しコーヒーまで最後にはご馳走になっていた。

1滴1滴抽出され、話している間時間をかけて作られた水出しコーヒーは、味がとても濃く、コクがあって、同じ水出しコーヒーでもここまで味が違うものなのかと驚きました。

これまでは、無印良品のコーヒーバッグを購入して、それをそのまま水に入れて水出しコーヒーを作っていましたが、これからはちょっとこだわった水出しコーヒーを楽しみたいと思います。
と言っても、ウォータードリップよりお手軽ですが。

これでいろいろなお店のいろいろなコーヒー豆を試してみたいと思います。