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お勧めのオーガニックカフェインレスインスタントコーヒー!実際に自分も飲んでいるコーヒーを2つご紹介します!

2018年12月14日

オーガニックカフェインレスインスタントコーヒー

最近、“コーヒーと紅茶どっちが好き?”って質問されることが時々あります。

自分は決まってコーヒーと答えるのですが、気を遣う人はオーガニックであるだけでなく、カフェインレスのコーヒーを選んだりもします。
とりわけ、妊娠中の方はカフェインの入っていないコーヒーを選ぶことが多いのではないでしょうか。

ただ、オーガニックプラスカフェインレスのインスタントコーヒーというのはまだ日本では少ない気がします。
ここでは自分が普段飲んでいるオーガニックカフェインレスのインスタントコーヒーを2つご紹介します。

また、カフェインレスのコーヒーは本当に安全なのか?、という点に関しても最初にお伝えできればと思います。



カフェインレスは本当に安全?危険はない?

まずカフェインと聞くと、カフェインレスだから安全という解釈をする方も多いと思います。
というか自分もそうだったのですが。
個人的には、カフェイン=×・ノンカフェイン = 〇、みたいなイメージが一般的にあると思います。
そもそもカフェイン自体がメリット・デメリット両方の作用があるのでなんとも言えないのですが。

実際、カフェインレスのコーヒーで大きく取り上げられるのは、そのカフェインの抜き方・行程がそもそも安全なのか、という部分です。
結論から言いますと、日本国内生産のコーヒーの抽出方法に関しては安全性は高いと言えます。
というのも、化学薬品を使用して抽出する方法である有機溶媒法は日本では許可されていないからです。

以下3つがカフェインをコーヒーから抜く際の方法となります。

有機溶媒

ジクロロメタンという化学薬品を使用し、コーヒー豆に直接有機溶媒を通しカフェインを抜く方法です。
これは元々ドイツで始まった、世界発のカフェイン抽出方法です。
ですが、研究によってこのジクロロメタンは胆菅がんの発症リスクを高めることが明らかとなっています。

海外ではこの有機溶媒によるカフェイン抽出方法が安価でできることもあり一般的に使われていますが、日本では許可されていません。

水抽出

水抽出と名前だけ見ると、水だけなら無害で安心できそうですが、実際には上記同様有機溶媒でカフェインを抜きます。
ただ、この水抽出法ですと、コーヒー豆が直接溶媒に触れることはないので、安全性が高まります。

超臨界二酸化炭素

超臨界流体(液化しない高密度の気体に近い状態)となった二酸化炭素でカフェインを抽出する方法です。
コストや手間はかかるものの、化学物質や薬品を使用していないので、一番人体に無害で安全な方法と言えます。

日本で使用されているデ・カフェイン方法は水抽出と超臨界二酸化炭素の2つとなります。
恐らく水抽出方法が一番多いと思います。
超臨界二酸化炭素に関しては、けっこう珍しいかもしれません。

ここでご紹介するのは水抽出と超臨界二酸化炭素でカフェインを取り除かれたインスタントコーヒーのみとなります。

マウントハーゲン オーガニック フェアトレード カフェインレスインスタントコーヒー

マウントハーゲン オーガニック フェアトレード カフェインレスインスタントコーヒー

オーガニックカフェインレスのインスタントコーヒーで一番有名なのがこちら、マウントハーゲンのコーヒーです。
マウントハーゲンはドイツのブレーメンで創業された会社です。
ブレーメンの音楽隊で有名な場所ですね、自分も1度行きましたがとても素敵な街でした。

マウントハーゲンのコーヒーは通常のカフェインの含まれているコーヒーとカフェインレスの2種類が販売されています。
自分はどちらの種類も飲みましたが、両方とも美味しかったです。

使われているコーヒー豆は、パプアニューギニア・ペルー・メキシコ産のアラビカ豆です。
高地で有機栽培・手摘みされたアラビカ豆を使用しています。
カフェイン除去方法は超臨界二酸化炭素抽出法になります。
そのカフェインの残留率は0.3%未満です。

また、フェアトレードの認証も受けたコーヒーとなります。
小規模農家への財政支援・ボーナス払い・保証価格での作物受け入れ、と農家の家族の生活条件改善を積極的に進めています。

オーガニック・フェアトレード・カフェインレスのコーヒーというのはかなり希少です。
自分も毎年買っていますが、こちらがインスタントコーヒーです。

マウントハーゲン オーガニック フェアトレード カフェインレスインスタントコーヒー

マウントハーゲンのコーヒーとマグカップ

味は、正直しっかりコーヒーです。
むしろ言われないとデ・カフェインのコーヒーと分からないかもしれません。
酸味も少なく美味しかったです。
香りもコーヒーのしっかりした香りです。

というのも超臨界二酸化炭素抽出法を使用しているからなのですね。
手間とコストがかかっている分、コーヒー本来の味と香りはしっかり残っているわけです。

と言いつつも、自分に関してはこちらのデ・カフェインのコーヒー(緑の容疑)の方が通常のもの(黒の容器)より若干ではありますが、飲みやすい気がします。
やはり、そこはデ・カフェインの効果なのかもしれません。

気持ち通常よりあっさり目のコーヒーを飲みたい方にはマウントハーゲンのデカフェコーヒーはお勧めです。

豆の種類:パプアニューギニア・ペルー・メキシコ産
抽出法:超臨界二酸化炭素抽出法
ウェブサイト:https://www.mounthagen.de/en

ウィンドファーム有機栽培カフェインレス インスタントコーヒー

ウィンドファーム有機栽培カフェインレス インスタントコーヒー

ちょっと個人的な話になるのですが、13~14年前に、こちらウィンドファームの社長である中村さんに少しだけですがお会いしたことがあります。
お話等もその時におうかがして、素晴らしい会社だな、と感じました。

利益以上に、現地の農家さんの生活を本当に大切にしている。
だから一般の企業でやるようなもっと安くと言った価格の交渉はないようです。
利益を取ることよりも、公平に相手に利益をしっかり残すことをまず第一に考えている、とても素晴らしい会社だな、と感じたのを覚えています。

と、個人的な話にそれましたが、それだけでなく、実際に今回インスタントコーヒーを注文して飲んでみたのですが、フェアトレード等の事情を一切抜きにしても本当に美味しいコーヒーだなと感じました。

ちなみに、インスタントコーヒーはこんな感じです。

ウィンドファーム有機栽培カフェインレス インスタントコーヒー

ウィンドファームのコーヒーとマグカップ

上記でご説明したマウントハーゲンとはまた全く別の味。
なんというか、やさしい味でした。
同じデカフェのオーガニック&フェアトレードコーヒーでもこんなに味が違うのかと正直驚きました。

マウントハーゲンと比べると、酸味も薄く、コーヒーの強いテイストも、こちらはよりマイルドでやさしい味です。

恐らくその秘密は、水と製法です。
このウィンドファームのコーヒーはマウンテン・ウォーター製法を使用しているからです。

マウンテン・ウォーター製法は化学薬品を使用せず、天然水でカフェインを除去する製法です。
使われている豆はメキシコ・グアテマラ産の有機コーヒー豆、水はメキシコの天然水です。

また、そのコーヒー豆は、アグロフォレストリーと呼ばれる森林方法で育てられたコーヒーの木から採取された豆です。
このアグロフォレストリーはコーヒーの木を単一栽培するのではなく、様々な種類も一緒に植えて栽培する方法です。
多様性ということですね。

同時に、万一コーヒーが現地で不作になった時でも、生産者は他の作物を自家消費したり、それを販売用として提供することも可能となるのです。
生産者の生活と地球環境も視野に入れた栽培方法がアグロフォレストリーです。

カフェインも99.9%カットされているので、妊娠中・授乳中の女性も安心して楽しむことができるコーヒーです。

豆の種類:メキシコ・グアテマラ産
抽出法:マウンテン・ウォーター製法
ウェブサイト:https://www.windfarm.co.jp/




まとめ

カフェイン入りのコーヒーに近い味・芳香も楽しみたい、という人にはマウントハーゲンのインスタントコーヒーがお勧めです。
いや、それより酸味控えめ・やさしいマイルドな味を楽しみたい、という人にはウィンドファームのインスタントコーヒーがお勧めです。

もちろんどちらのコーヒーもカフェイン入りのコーヒー・挽きたてのコーヒーに比べたら、コク・苦味・香りは、浅いです。
ですが、コーヒー好きだけど、胃にくる、夜眠れなくなってしまう、という人・妊娠中や授乳中の女性でしたらカフェインレスコーヒーはお勧めです。

自分も挽きたてのコーヒーとか夜飲むと2~3時まで覚醒しちゃう派なので、基本最近は夜コーヒーを飲む場合は上記どちらかのカフェインレスコーヒーです。

コーヒーが美味しい季節になってきましたね~!