2018年野菜が高騰している理由、安く抑えて乗りきる方法
今年の冬は野菜が高騰していますね。
正確には昨年の末から野菜の値段が上がり始めましたね。
先日近所のスーパーに行ったら、高騰どころかもはや野菜自体がなくてびっくりしました。
どうやら雪の影響で物流自体がストップしまったようで、一部の野菜が入荷できなかったとのことでした。
今回はなぜ今野菜が高騰しているのか、いつまで続くのか、野菜が高騰している時の節約方法等を中心にお伝えしたいと思います。
目次
野菜が高騰している理由
台風による長雨と日照不足の影響
2017年は10月に台風が2度きました。
台風がくると局地的に豪雨になったり、畑が冠水してしまうことがあります。
冠水すると泥水に野菜が浸かった状態となり、腐敗が起こったり、病気が蔓延してしまうのです。
昨年は野菜の種を撒いたり、苗を植えた直後に台風がきた影響で冠水してしまったのです。
また台風が来る数日前からも、昨年は秋雨前線による影響で雨が連日降っていたのも原因です。
2017年の4月はお店の棚からカルビーや湖池屋のポテトチップスがなくなりましたよね。
これもその前年である2016年に北海道の畑が冠水してしまったことが原因でした。
また、台風の間は日照不足となり野菜が太陽の光を十分に浴び光合成をすることができません。
これにより成長が遅れ、病気が発生したり、形のそろわない規格外の野菜ができたりします。
こういった野菜は出荷することができず、その分出荷できた野菜が高くなるのです。
10月以降の急激な寒さ
台風が去った後には、気温が急激に下がりました。
これも野菜に大きな影響を与えました。
11月中旬には強い寒気が北極圏より南下してきため、平年より気温が1~2度低い状態が広い地域で続いていました。
そのため野菜が生育不良となってしまったのです。
野菜の高騰はいつまで続く?
恐らくこの高騰は春頃まで続くだろうと言われています。
ただ2月には落ち着くという意見も中にはありました。
1月のニュースでは今月(1月)で葉物野菜に関しては高騰は終了するだろうとも言われています。
これは今後の天候次第なので何とも言えないのですが、なるべく早く高騰が落ち着いて欲しいですね。
ちなみに野菜の価格がどのぐらい上がっているのか調べてみたのですが、とりわけ今高価格なのがキャベツ、白菜、大根、レタスでした。
どの野菜も平年の2倍以上の価格になっています。
以下は農林水産省が各都道府県の10店舗のお店で調査を行った結果の表となります。
引用元 : 食品価格動向調査(野菜)の調査結果(農林水産省)
鍋の主役がどれも高い、そして葉物野菜も高いですね。
安く抑える方法
カット野菜
カット野菜に関しては価格は100円~200円と常に安定しています。
カット野菜に使われる野菜は年間契約で仕入れ・加工もされているため野菜が高騰している時でも価格が安定しているわけです。
ただ、産地を気にされる方は自分も含め多いと思います。
カット野菜は実際中国産であることが多いです。
今は少しずつですが、国産のカット野菜を販売する所も増えてきているようなので、購入される際は、パッケージの表示も確認するとよいと思います。
冷凍野菜
冷凍野菜もカット野菜と同じく、野菜が高騰している時には価格が安定しているので、比較的低価格で買えます。
原理はカット野菜と一緒で野菜が高騰する前の段階・旬の段階で安く仕入れ加工、冷凍されるから安いのです。
ただこちらも同様日本産でないものも多いです。
それも安い理由の1つです。
なので海外産・国内産をきにされる方は原産国名も購入時にはご確認ください。
自分はインゲンだけ時々国産の冷凍野菜を買うのですが、中国産の冷凍インゲンの約1.5倍します。
保存料や添加物を気にされる方は、冷凍野菜って安心なの?と思うかもしれませんが、冷凍野菜は加工してすぐ冷凍してしまうので、そもそも長期保存させるための保存料はほとんどの野菜に使われることがありません。
添加物も同様に使われるケースは少ないです。
高騰していない野菜を使う
白菜・キャベツ・大根・レタス等確かに高騰していますが、高騰していない野菜もたくさんあります。
玉ねぎ・じゃがいも・里芋・にんじん・きのこ等々です。
またトマトとピーマンに関しては徐々に生産が回復して落ち着いてきています。
もやしや豆苗も安くて人気ですね。
100円あれば買えますし、いろいろな料理に使えます。
もやしは自分も季節を問わず買いますが、野菜炒めに、お好み焼きに、ラーメンに、となんにでも使えてありがたいです。
ただちょっと安すぎて、もう少し農家さんのためにも値上げしてもよいのではとも時々感じます。
直売所と道の駅で買う
近くに直売所と道の駅がありましたら、こちらで買うのもお勧めです。
自分も以前何度か行って買ったことがありますが、野菜の値段が安いですよね。
中間業者等を間にはさまない分、安く農家さんも野菜を提供できるのです。
生産者の顔の見える、新鮮な野菜が買えるのも良いですね!
買うものではなく、買う場所を変えるというのも1つの手です!
宅配野菜を利用する
大地を守る会の宅配
大地を守る会は有機野菜・無農薬野菜の宅配で有名な会社です。
1975年の設立以来、40年以上の歴史を持つので信頼度もありますね。
通常有機野菜や減農薬野菜は通常の野菜より高いのですが、逆に一般の野菜が高騰している時にはそれよりも安い価格となるのです。
理由は生産者と作付契約をしているためです。
事前に「これだけの期間にこれだけの量のものを、この価格で買う」という契約をしているのです。
その結果、市場価格に左右されず、市場価格が高い時も安く買えるというわけです。
現在はこちらのリンクより初回購入のセットを1000円でお試しすることができます。
らでぃっしゅぼーやの宅配
らでぃっしゅぼーやも有機野菜・低農薬野菜と無添加食品の宅配で有名です。
1月限定ではありますが、入会時の年会費が初年度無料・配送料8週間無料・お買い物ポイント2000円分の特典が付きます。
宅配の種類はらでぃっしゅクラブとぱれっとの2種類あります。
らでぃっしゅクラブ
野菜以外にもお肉・お魚・加工食品等がつき、内容も11,000アイテムの中から選ぶことができます。
お値段は3000円からです。
ぱれっと
プロが年間約400種類の野菜の中から厳選した旬の野菜のセットがお届けされます。
お値段は1400円からです。
まとめ
野菜価格の高騰は今回に限らず、相手が自然である以上今後もどうしても起こるものだと思います。
けれど他にも野菜はたくさんありますし、安く買える場所・方法もあったりします。
ぜひご自分に合った方法をいろいろと試してもらえればと思います。