WWOOFオーストラリア!クーロイでの有機農業体験!

2018年5月31日

WWOOFクーロイ(ホストファミリーの庭)

そもそも最初はWWOOFが目的ではなかったのです。
クリスタルウォーターズと呼ばれる自給自足のコミュニティーがオーストラリアにあり、そこに自分もちょっと混じって生活してみたい、といろいろ調べていた時にたどり着いたのがWWOOFだったのです。

ちなみにWWOOFとはWilling Workers on Organic Farmsの略称で、要は有機農家さんでのファームステイのことです。
WWOOFについて詳しくはこちらでもご説明しています。


「WWOOF (ウーフ)とは何?日本と海外での自分の経験を元にお伝えします!」

ということで、もう早速登録して、行ってきました!
と言っても、14年前の2004年のことですが。
ほんと光陰矢の如し!!



準備

まずオーストラリアに行く前に日本での準備が必要です。
とりあえずパスポートは一番必須です。
ここでは洋服等細かなものは抜いて、これは必須というものをいくつかささっとお伝えしたいと思います。

パスポート

自分は見事に切れていたので、5年で更新しました。
ちなみにパスポートの有効期限が切れていなくても、3カ月もしくは6ヶ月しか残存期間がない場合入国できません、というかそもそも飛行機にすら乗せてもらえないので、十分パスポートの有効期限には注意してください。

2018年現在、オーストラリアは出国時に残存期間が3ヶ月以上あればOKです。

お金

お金は自分は半分は現金で、現金と言っても日本円でなはく、オーストラリア・ドルに換金して持っていきました。
ちなみに2018年5月23日現在、1オーストラリア・ドルは83円でした。
アメリカ・ドルより価値高しですね。

残りの半分はトラベラーズチェックにしました。
盗難にあったり、紛失したりしても再発行可能で安心です。
安全性だけで考えると断トツでトラベラーズチェックがお勧めです。
と、いろいろお世話になったトラベラーズチェックだったのですが、なんと2014年3月で国内での販売は全て終了していました。

でも、確かに今自分が旅するとしたら、持っていくのは国際キャッシュカードですね。
自分はその後の放浪の旅では基本シティーバンク新生銀行の国際キャッシュカードをいつも持って行っています。

なので今でしたら、多少のアメリカドル、国際キャッシュカード(事前に必要な額を入金しておく)でお金は準備します。
後、往復の電車賃やちょっとした買い物用に多少の日本円も出発時にご持参ください。

作業着

作業着はWWOOFする上で必須ですね!
なにせ農業するんだし。

はい、自分忘れました・・。
むしろそれメインの目的でオーストラリアきたはずなのに。

いつものことですが、どうしちゃったんだろう?

後、靴も長靴か、汚れてもオッケーな靴持ってってください。
自分はスニーカーもってきました。

電子辞書

本当に電子辞書は持っていって良かった!
英語が大してできなかったのでなおさら大活躍!
多分毎日使っていたと思います。

今の電子辞書はカラーで多機能ですし、尚更役に立つと思います。
電子辞書はパスポートとかお金とかの次に本当に持って行って良かったと感じたものです。

予備バッテリー・電池等もお忘れなくご持参ください。

日焼けどめ

オーストラリアは日差しすんごい強いです。
日本よりはるかに強いです。
日焼けどめは女性だけでなく男性でもマストなアイテムです。

自分も持ってきました。
最終的には、やっぱいいかなとほぼ使わなかったというオチですが、それでもオーストラリアの日差しの強さはハンパがないということだけは実感できました。

お肌を痛めたくない方は、日焼けどめは作業時必ず塗るようにしましょう!

個人的にオーガニックの日焼け止めでお勧めはパックスナチュロンです。
800円前後なので、自分が確認した限りオーガニックの中では一番お手頃価格。

自分も実際買って使っているのですが、唯一の難点はちょっと伸びがよくない部分ですね。
その場合油分の少ない化粧水を1滴混ぜて使うと伸びがよくなるそうです。

クーロイ(Cooroy)でWWOOF

ブリスベンからクーロイへ

ということで、初めて1人で海外体験!
当時はあって携帯、今みたいにスマホもiPadもなし、パソコン持ってく人もほぼいない。
多分当時の旅人が持参したものといったら地球の歩き方ぐらいじゃないでしょうか。

で、自分が唯一持参したのがWWOOFの本
そう、これがあればオーストラリアのホストの方々の連絡先網羅してるから何があっても怖くない。
むしろこれがないと、完全に1人途方に暮れるしかない。
英語すらまともに当時話せなかったし、携帯ないし、ネット環境も今みたくないし。

ホストの方とは事前にメールでやり取りしていて、日にちまでは決定して、お伝えはした。
が、その後会う時間とか細かく返答もらう前に、現地に到着してしまった。
ブリスベンで降りて、そこからとりあえずバスでクーロイを目指す。

降りた場所はとりあえず、1軒目の前に売店があるぐらい。
ここがクーロイなのは確かなはず。
売店の中に入ってみると、お~当たり前だけど海外のお菓子と英語の表記、感動!

で、普通に出る。

急遽不安になる。
なんか全然知らない土地で1人ぽつんな状態だけど、ほんとだいじょぶだろ~か?

すぐそばに電話ボックス発見したので、とりあえずホストの方に電話をかけてみる。
在宅してるかな?
これで出てくれなかったら、もうここでひたすらでてくれるまで電話をかけ続けるしかない、他にあてもないし。

で、なんとつながった!
ほんと良かった!

が、ここで気づいた、英語なに言ってるのか半分以上分からないかも。
自分の英語力、もしかしてひどいのかも、とうすうす気づく。
でもなんとか自分のいるバス停を伝えられ、来てくれるということだけは確認できた。
で、電話を切る。

来るって言ったよね!
いや、聞き間違えの可能性も十二分にある、なにせ半分も内容理解できてないし。

実は明日くるとかだったらどうしよう・・。

30分ぐらい待っただろうか、1台の車が到着する。
女性が出てきて、挨拶してくれる。
良かった、今回のホストであるKについに会えた。

ほんと一安心!!

その後、数十分車を走らせKのご自宅に到着する。
自宅ではKの旦那さんであるJも出迎えてくれる。
二人とも60代ぐらいの朗らかなご夫婦。
すごく安心。

そしてクーロイ、ほんとブリスベンと全然違って自然がたくさん、空気も澄んでいる。
WWOOFには最高の場所だ!

宿

着いたその日は疲れているでしょうと、WWOOFはせずのんびり休ませてくれた。
で、紹介されたのが、こちらキャラバン!!
こちらが自分の宿だそうだ!

キャラバン

すごっ、これは楽しそう!

キャンピングカーのタイヤとった感じです。
なんと大きなベッドから、冷蔵庫にテーブルと、必須なものは中にちゃんとそろっていた。
電気も配線をめぐらしているので明かりもちゃんとつきます。

キャラバン内部

ここでは夜よくラジオ聞いたり電子辞書で単語や表現調べたりして勉強していました。
KとJは庭で取れた果物もくれたりしたので、冷蔵庫に入れて冷やして時々食べたりしました。
ちなみにトップ写真でグレーの袋で覆ってある木があると思うんですが、これバナナです。
このバナナももらえました。

お風呂

キャラバンの横にはなんと自家製シャワー室が設置されていました。
タンクに雨水を貯めて、これをシャワーとして使うのです。
もちろんお湯もでます。

雨水シャワー

でも本当に貴重な水だったので、シャワーはささっと終わらせるようにしていました。

1回すんごいびっくりしたのが、シャワー浴びようと中に入ったら、タランチュラ並みにでかいクモが突然現れ、ほんとその時は度肝抜かれました。

いや、これ人生最大級のサイズ、刺されたら召されるやつでしょ!!

もうJのところにダッシュで、“いややばいのがいる、ほんとでかいんだって”、とあたふた説明する。
すると“毒は持ってないし、蚊も食べるし、そのクモはいい子だよ”とのこと。
あ、っそ~なんだ安心、とは全然なりませんでしたね、当時は。

いや、害はなくても本気ででかいし、無視して一緒にシャワーとか絶対無理、と思いました。
最終的にクモは天井の隙間から外へ出ていったのですが、自然溢れる庭の手作りシャワーではこんなお客さんも来ることがありました。

ご飯

ご飯は朝食以外はいつも一緒に食べていました。
ご夫妻はベジタリアンだったので、全部野菜の料理です。
初めて、ベジタリアンの人にあった!

でも野菜好きだし全部料理野菜でも全然オーケー!
実際出された野菜は、ご夫妻の庭で取れた野菜がほとんど。
取れたてでとても美味しかった!

というか、Kは料理が本当に上手で、どれも本当に美味しかった!

家の中で食べたり、天気の良い時は中庭のテラスのテーブルで一緒に食べたり。
このテラスは自分達で作ったそうです。

img046

こちらのストローベイルのイス(藁と土で作られたイス)も2人の手作りです。

ストローベイルのイス

作業

WWOOFの作業に汚れてもオーケーな服は必須ですが、なんと持ってこなかった自分。
何しに来たのでしょうという形ですが、Jが“これを使う?”と作業着上下くれました。

本当にありがとうございました!

作業は基本庭の草むしりしたり熊手で落ち葉拾いしたりで、たまに家の掃除もしたりといった形でした。
草むしりの中ではマルチングという作業も行いました。
マルチングは畑の表面を紙などで覆う作業のことです。

草を抜いた後、新聞紙を敷いて、藁を置いてといった作業をしていたのですが、正直これなんのためにやるんだろ?とJに聞いてみると、“新聞紙を敷くことで、雑草が伸びてこなくなるのよ。それで野菜や果物もすくすく成長するの”とのことでした。

そ~だったのか。

有機農業では除草剤を使わないため、放っておいたらどんどん雑草が生えてくるのですね。
ですが、周りを新聞紙等で覆えば、雑草も成長しないのです。
また、水分の蒸発を防ぐこともできるようです。

それ以外に、自分で一から火起こしも初めてここで体験しました。
近辺から枝をひたすらに拾ってきて、それを交互に重ねて火を起こすのです。
なんのためにというと、これシャワーのお湯用にです。

なんで自分がシャワーのお湯を使いたかったら、ちゃんと自分で火をおこさないといけなかったのです。
これをさぼると、そう、夜、水シャワーが待っているのです。(´ Д `|||)
身にしみます。

なんで全て自己責任です。
余計に力が入りましたね!

また、JとKはなんと新たに住まいを自分達で立てているといるということで、そこにも車で一緒に行ったりしました。
そこで体験したのがバイオダイナミック農法

“バイオダイナミック農法が直にできるのは本当に貴重な体験よ”、と教えてくれました。
初めて聞くけど、そうなのか、と思いました。
“雌牛の角と糞が入っているけれど、汚くないからだいじょうぶよ、これをひたすらかき混ぜて作るの”と伝えてくれました。

えっ?糞と牛の角?

すごい組み合わせ!!

いや、見ている分には全然いいのだけれど、これ自分も手を入れてかき混ぜるのか・・。

正直う~んと思いましたが、うん、ま~とにかく経験と大きなバケツに手を入れてひたすらにかき混ぜる。
特に糞とかの匂いはしなかった、そしてやってるうちにけっこうはまっていく。
といっても、同時にけっこう大変な労働。
2分~3もひたすらかき混ぜているとさすがに疲れ、途中バトンタッチしてJとK、そして2人の友達も一緒になってみんなで代わりばんこにかき混ぜる。

そしてこれを最後に畑にまくといった形です。

今思えばKが言っていた通り、本当に貴重な体験をすることができた。

休日

WWOOFでは休日は基本的に週に1回とれます。
これはどこでも一緒だと思います。

週に1回と言いつつ、3~4時間午前もしくは午後作業をした後は、JとKは車で一緒にスーパーや観光地とかよく連れて行ってくれたので、もはや総計すると週3日はお休みだったんじゃないかと思うぐらいです。

で、自分の場合は丸一日休日の場合、何をするか迷った末最終的に水族館に行くことにしました。
ムールーラバ(Mooloolaba)という場所にある、アンダーウォーターワールドという水族館でしたが、海外の水族館は初めてだったのでなかなか面白かったです。

水族館に行く直前には銀行にもよって、トラベラーズチェックを現金に交換したのですが、銀行員の方がとてもフレンドリーでした。

お客さんが来る度に楽しそうに会話したりしていて、JやKとも友達のように話していました。
自分にも話しかけてくれ、“これから水族館に行くんです”と答えると。
“今日みたいな雨の日には良い所だわ!楽しんできてね!”
と言ってくれました。

日本の銀行と全然違う!!

良い意味でカルチャーショックでした。

ムールーラバの町も食事にと散策したのですが、基本ランチは$10前後、千数百円といった形で日本より若干お高かったです。
普通のハンバーガーやサンドイッチも$6~$7で700円~800円程します。

そんな中街中で発見したのが、SEAFOODと看板に書いてある、なんとなく安っぽそうなお店。

ムールーラバの町とSEAFOOD料理店

入ってみると魚のセットメニューが$6。
これは安い、早速注文!

4匹の大きな魚のフライの下には、マクドナルドのポテト大きめサイズがこん盛りもられていました。
普通に美味しかったです。
けど、これ毎日食べてたら絶対太るだろうなと思った。
オーストラリアに肥満の人がけっこう多いのは、こういった食生活に原因があるのかもとも感じました。

その後スーパーマーケットに立ち寄ると、その大きさに驚愕しました。

日本のスーパーの2倍、というか3倍近くでかい!!

売ってる商品のサイズも日本の2倍とかでかいけど、そもそもスーパー自体がでかい!

中を歩いていると、日本語が突然聞こえてきた。
自分と同い年ぐらいの子で、もう1人の日本人の子と偶然出会ったようで、感激しながら日本語で話していました。

久しぶりに日本語聞くとやたら安心する。
というか日本人見てふと安心。




旅立ち

JとKには、そもそもクリスタルウォーターズに行きたくてWWOOFには登録したことを告げていた。
自分でも実際にクリスタルウォーターズに住んでいるホストに問い合わせてみたけれど、ほぼほぼどこも今は受け入れをしていないか、もしくは自分の滞在したい日数と条件が合わない等であきらめかけていた。

すると、“私達が連絡を取ってあげるわ”、と何人かクリスタルウォーターズにいる人に連絡を取ってくれていた。
最終的にJさんという方が、返事をくれ、受け入れオッケーだということになる。

良かった、ほとんどあきらめてたのに!

JとKの家を離れる直前、2人の飼い犬であるGが飛びついてきた。
このGともWWOOFの作業をしていない時は時々遊んでいた。

クマのぬいぐるみを投げると取って戻ってくるのだけれど、その後絶対にくわえたぬいぐるみを離そうとしない。
ほうっとおくとそのうち離すので、また取って投げると、くわえてきてやっぱり絶対離さないの繰り返し。
謎の遊びだったが、Gはこれが楽しいようだった。

Gに手を出すと、噛まれたりして危ないから、手だけは出さないでと念を押して言われたが、つい癖で頭をなでようと手を出してしまうことが何度かあった。
その度にすごいうなり声をあげるので、さっとすぐ手をひいたものだった。

で、珍しく自分から飛びついてきたGに最後のお別れと頭をなでると。
って普通になでれた∑(゚ロ゚〃)、いつもならうなり声あげて威嚇してきたGが。

最後の最後に友達になれたようでした。

Kはお昼にと手作りのサンドイッチを作ってくれ、2人でクーロイの駅まで車で送ってくれました。
電車が出発すると、ず~っと手を振って見送ってくれていました。
車内に入って、もう2人も行ったのかな~と再び顔を出すと、自分の姿が見えなくなっても手を振っている2人の姿がありました。

本当に一番最初からすごく素敵な人達に出会えた。

本当にありがとうございました!!