GIFT & CRAFT Mita (ギフト・アンド・クラフト ミタ)のオーナーさんにインタビューしました!
いつもはアポなしで直接インタビュー始めてしまうことがある自分ですが(我ながら迷惑・・)、今回は正式に事前に許可をいただいてインタビューさせていただきました。
インタビューさせていただいたのは、「GIFT & CRAFT Mita (ギフト・アンド・クラフト ミタ)」のオーナーさん、島袋尚美さんです。
GIFT & CRAFT Mitaはオーガニックコスメからフェアトレードのチョコレート・ビールに歯ブラシ、等々、環境に配慮した、“ちょっといいもの”、を取り扱っているお店。
東京の三田(田町駅から徒歩10分程)にあります。
実は自分、正式なお店のインタビューは初めて、けっこう緊張していたのですが、島袋さんはとても気さくで話しやすい方だったので、リラックスしてお話おうかがいすることができました (いや自分がリラックスしてどうする、という話ですが)。
ということで下記インタビューでおうかがいした内容です。
最後に個人的に注目、の商品もご紹介できればと思います。
目次
GIFT & CRAFT Mita (ギフト・アンド・クラフト ミタ)のオーナーさん、島袋尚美さんにインタビュー
取材させていただいたGIFT & CRAFT Mitaのオーナーさん、島袋尚美さんです
お店立ち上げのきっかけは?
去年からお店をやらさせてもらっているんですが、きっかけは本当にささいなことでした。
元々オーガニック・身体に良いものにはすごく興味があったのですが、私が妊娠をしてお腹の中に大事な赤ちゃんがいると思った時、本当に良いものを使いたい、と思ったのがきっかけです。
普段使う洗剤から口に入れるものまで、お肌につける化粧品等も含め、全て赤ちゃんにいくと思うと本当に良いものを使いたいと心の底から思ったのがきっかけでした。
大学生の頃からこのようなところ(POD-KIVAというオーガニック・自然食・ナチュラル雑貨関連のお店、とのことです)でずっとアルバイトをしていたので、自分のお店を持つというのも夢だったんです。
以前は普通に会社に入っていて、そのままそこで続けていくつもりだったのですが、経営者の方との出会いがあってお店の経営を志すようになりました。
このお店は利益を度外視でやってみようと、勢いです(笑)。
三田には6年前から住んでいるのですが、身体に優しいものを買えるお店がないんです。
赤ちゃんに全ていくのだとしたら良いものを使いたい、そういうお母さんもいっぱいいらっしゃるじゃないですか。
少し距離はありますが、芝浦の方には妊娠中の方・育児中の方が本当に多いんです。
ビジネスマンの方でもちょっと良いものを買いたい、という人にはここにはお店がないんです。
例えば成城石井さんとかナチュラルハウスさんでも、そ~いったお店があったら嬉しいな、と私自身がここに住む1人の人間として思ったんです。
地域にとってそういうお店になれればなって、それもきっかけの1つです。
お店の名前に“Mita”と付けているのも、それが理由なんです。
苦労したことは?
元々私はコンサルティングの仕事をずっとしていて、お店を持つというのは初めての経験でした。
なので、お店を借りるところからすごく苦労しました。
最初内装をお金をかけないでやろうと思ったので、お店の中はお店立ち上げを手伝ってくれた友人との手作りなんですよ。
天井も落として配線も全部やって、塗ったり、クロスも自分達で張ったんです、
自分達でやったからこそ水道もちょっとつなぎがあまくて、水漏れしてプラス何十万円もかかってしまいました。
お店を作るという最初の部分から苦労しました。
ですが、それでも手作りという部分はゆずれませんでした。
お金をかけて業者さんを入れてだと、普通のお店と変わりがなくなってしまうので。
お店を経営する中でのやりがいは?
お客様はもちろん、生産者の方の想いを届ける、という部分にもやりがいを感じます。
一緒に作ってくれている人(お店立ち上げを手伝われたご友人)のお父さんのお米だったり、1つ1つ生産者さんの強いこだわりがあるものを置くことに決めています。
実際ここに置いてあるビールも私の旦那がアメリカまで生産者に会いに行っているんです。
また、隣の隣がずっと三田で経営をされているお洋服のお店なのですが、そこの方達が応援しに来てくださったりもします。
ネットショップの方(ネットショップを運営されている方やお店のネットショップを利用されている方)が毎日のように買いに来てくださったり、隣のインドカレー屋さんでは赤ちゃんのためにお湯をもらったりとか。
赤ちゃんもインドのハーフなので、隣のお店の方も応援してくれているんです。(笑)
お客様だけでなく、周りのお店・三田に根付いた方々にご指導いただいて、教えていただいていることばかりなんですけれど、一緒にやらせていただけているのもすごく嬉しいです。
お店を運営する中で特に意識していることは?
誠実であることです。
例えばここに置いてある歯ブラシとか、絵の部分は土に還りますけど、ブラシの部分は土に戻らないじゃないですか(最終的に時間とともに分解はされるそうです)。
こ~だと思います、っというレベルではなく、誇張表現なく、本当のことをしっかりと伝えることです。
それはお金を出して買ってくださる方の権利だとも思いますので。
また、これは私のこだわりなんですけど、“ちょっといいもの”、を扱うようにしています。
大学生の時に、オーガニックのお野菜・ナチュラル雑貨を販売しているお店でずっとアルバイトをしていたんですが、りんご1個500円、牛乳1本400円といった、そこは本当にお金を持っている人しか来ることができないようなお店だったんですね。
一般で買いに来られるお子様のいるお母さんも、自分達はその辺のスーパーで買う、子供の食材だけここに買いにきました、っという方がすごく多くて。
こだわりすぎるがゆえに一般の方々に届かないものではなく、ちょっといいものだけど、一般の方々がちゃんと手に取れる価格のものを、
私が消費者としてもそれが一番嬉しいので、そこを意識しています。
現在力を入れていることは?
ギフト商品に力を入れています。
また、サステイナブルという観点で、分解されやすいソープだったり歯ブラシだったり、そのような商品にも着目して取り扱っています。
GIFT & CRAFT Mita (ギフト・アンド・クラフト ミタ)というお店の名前も、“人に何かを届ける”、という意味合いがあります。
ちょっといいものって、自分のためにはなかなか買わない方も多いと思うので、そこから、もらったらあ~すごく気持ちいいってゆ~、そんな商品を届けられたらいいなと思っています。
人に届けるということと、クラフト、生産者の方の想い、を届ける、という部分に力を入れています。
今後の展望は?
まずは認知してもらえるようになることです。
それ以外に、生産者の方と一緒にコラボレーションとかもしていくことができればと思っています。
オンラインショップをはじめ、お酒等も取り扱うようになったので、ギフト・アンド・クラフト×ビールとか。
“カケル~”、っといった形でコラボレーションしていきたいと思っています。
私達の名前がついたビールとかもいつか作ってくれないかな、とも (笑)
自分が注目した商品
第三世界ショップのチョコレートからナチュラルハウスのコスメまで幅広い商品がお店の中にはあったのですが、中でも自分が注目した商品をここではご紹介したいと思います。
最近少しずつ日本・世界でもブームになってきている商品等もピックアップしました。
ギフトセット各種
まずパッケージがおしゃれ!
ネクタイ締めてます!
個人的にその他注目はギフトセットBとCのビールです。
こちらは「REVIVAL BREWING」のビール、アメリカ東海岸・ロードアイランド州で生産されているビールです。
オーナーさんのだんなさんが実際に現地まで確認をしに行ったビールですね!
オーガニックというわけではありませんが、無添加のビールとなります。
生産量は月に各銘柄1000本程で、流通しているのもアメリカの3州のみ(ロードアイランド州・マサチューセッツ州・コネチカット州)。
希少価値の高いビールとしても現地では評判があります。
とりわけ味には非常にこだわって作っているビールなのだそうです。
ビール、が大人になっても相変わらず苦いと感じる自分ですが、その味が気になりました。
・ギフトセットB:ビール2本&ナッツ2種
・ギフトセットC:ビール4本
父の日とかに良いですね!
ハーブポーション春夏アソート
濃縮したハーブティーがハーブポーション、フレイバーはローズ・エルダーフラワー・グレープフルーツの3種類です。
水やお湯、炭酸水で割って楽しめます。
おしゃれなデザインだな、と思ったら、プロのイラストレーターである杉山巧さんが手がけたそうです。
直木賞受賞作家の本の装画も手掛けていた方です。
こちらもちょっとしたギフトにはぴったり!
スーパーフード バー(SUPER FOOD BAR)
スーパーフード バー、スニッカーズ世代だった自分にはなんか未来の食べ物!
こちらのスーパーフード バーはニュージーランド産。
名前の通り、バーにはゴジベリーやチアシード等、各種スーパーフードが詰まっています。
添加物・小麦・乳製品も不使用。
グルテンフリーの方・ヴィーガン・ベジタリアンの方も安心して食べることができます。
お味は、はい、実際自分プロバイオティックバーをいただいて食べてみたのですが、すごく美味しかった!
いろいろナッツぎっしりでした!
以下がスーパーフード バー4種です。
・ゴジベリーバー:カカオニブとクランベリー
・チアバー:ブルーベリーとマヌカハニー
・プロバイオティックバー:くるみとカカオ
玄米がユメヲミタ
玄米がユメヲミタはノンアルコールの玄米甘酒です。
玄米がユメヲミタって、ネーミングが素晴らしい!
原材料はシンプルで玄米と米糀(こめこうじ)のみです。
お米には自然循環農法でつくられた石川県産の「コシヒカリアモーレ」が使用されています。
自然循環農法はその土地に生息する微生物の力で活性化させた完熟堆肥を使用する農法です。
甘酒は自分は好きですが、けっこう苦手な方も実際多かったりします。
とりわけどろ~っとした口触りや独特の甘さが。
こちらの甘酒はどろ~というより、トロ~っとしていて滑らか、癖もなく素朴で自然な甘味なのだそうです。
そのまま飲むこともできますが、料理やスムージー・ヨーグルトに加えたり、もお勧めの飲み方だそうです。
GRON パンケーキミックスアンドプロテイン
(写真撮り忘れてしまったためお店のオンラインショップより画像を引用しております)
タンパク質を摂取したい方・グルテンフリーや植物性素材のパンケーキミックスを探されている方にお勧めなのがこちらGRONのパンケーキミックスアンドプロテイン。
国産の米粉と国内製造のソイプロテインをブレンドしたパンケーキミックスです。
使用されているのは材料は下記の通りです。
・分離大豆たんぱく(遺伝子組み換えでない)
・てんさい含蜜糖
・さとうきび糖
・ 膨張剤(アルミフリー)
グルテンや乳製品・卵が入っていないので、グルテンフリーの食事の方・ヴィーガン・ベジタリアンの方も安心して使用することができます。
1袋227g(2食分)で72gのプロテインを摂取することができるそうです。
パンケーキなので大人~子供まで、おやつ感覚でプロテインも摂取することができますね。
GRON プロテインブレンド
こちらも上記と同じくGRONの商品ですが、プロテインに特化したパウダーです。
甘酒を加えたプロテインブレンドパウダーとなります。
種類はレッドヒートとグリーンモンスターの2種類。
レッドヒートは3種の根菜(マカ・ビーツ・紅芋)にゴジベリー(クコの実)、そこに甘酒が加わっています。
成分は下記の通りです。
・米粉(国産)
・甘酒
・クコの実
・マカ
・ビーツ
・紅芋
・てんさい含蜜糖
グリーンモンスターは4種のグリーンスーパーフード(よもぎ・月桃・熊笹・スピルリナ)に甘酒が加えられています。
成分は下記の通りとなります。
・米粉(国産)
・甘酒
・よもぎ
・月桃
・熊笹
・スピルリナ
・てんさい含蜜糖
どちらも1食20gで約11gのプロテインを摂取することができます。
内容量は227gなので約11日分です。
健康志向の方・身体を鍛えている方は、飲み物に混ぜて手軽に摂取することができます。
バグモクリケットバー (BugMo Cricket Bar)
自分も前から気になっていたのがこの虫のバー。
去年東京ギフトショーで出会って以来ずっと気になってました (その時はやっぱり恐怖心で試食に手が伸びませんでしたが)。
虫のバー?
ひぇ~( ゚Д゚)、って自分と同じくなる方も多いかもしれません。
ですが、今後急増する人口を賄うのに、食糧問題解決の1つの手段として今世界では昆虫食が大きく注目されているのです。
昆虫は高たんぱく源としても注目されているのです。
日本でもなんだかんだで、イナゴの佃煮とか食べる地域もありますしね。
実際美味しいようです。
こちらのバーは白砂糖・グルテン・乳製品・大豆・人口添加物、は全てフリーです。
ちなみにその入ってる虫はなんだ、ってことですが、クリケットなのでコオロギってことですね。
子供の頃めっちゃ捕まえてました、もはや今は触れることさえ不可能・・。
気になるお味の方は、美味しい、そうです。
香ばしくて昆虫入っているって分からないようです。
と言っても敏感な方はやっぱりそのかすかな味わいを感じるという噂も。
1本に驚異の50匹分のコオロギが入ってます。
高たんぱくなのは確か!!
今後多分目にする機会も増えてくるはず、今ならけっこう先端です。
話のタネになることも間違いなし、むしろ気が付いたらけっこう病みつきになったり?
メープルアーモンド
“店長イチオシ”、と記載があったので気になって取り上げてみました。
こちらメープルアーモンドに使われているアーモンドは国際的な有機認証を受けているアーモンドなのだそうです。
原材料はアーモンド・メープルシロップ・塩、とシンプル。
砂糖や油、添加物を使わず、メープルシロップ本来の甘みで仕上げています。
メープルシロップのコーティングは、菓子職人の手作業なのだそうです。
こだわりのアーモンドですね!
コレステロールが気になる方、砂糖を控えたいけれど甘いものが好きな方にはお勧めの一品です!
カレーの壺
(写真撮り忘れてしまったためお店のオンラインショップより画像を引用しております)
このカレーの壺は有機食品店でもよく見かけますね!
第三世界ショップのフェアトレードのカレーペーストです。
化学調味料、添加物、動物性原材料、小麦粉も使用されていません。
第三世界ショップは10数年前目黒にカフェがあり(今は移転してカフェの方はありません)、自分もお店でか別の場所でか、このカレーの壺を買いました。
味は、とても美味しかったです!
なんというか、本格的なスパイスを混ぜ合わせたカレーの味を楽しめます。
実際にそのスパイスはスリランカの農家さんが作ったものです。
自分もガラムマサラやサフランやクミンや、と一時期スパイスから1つ1つ買ってカレーを作ってたこともありましたが、このカレーの壺はもはや単体で全て済んでしまう、しかも本格的な味わいで美味しい!
このカレーの壺はマイルド(甘口)・ミディアム(中辛)・スパイシー(辛口)と種類があります。
お店ではスパイシー(辛口)を購入することができますよ。
HUMBLE BRUSH(ハンブルブラッシュ)
スウェーデン生まれの歯ブラシがこちらHUMBLE BRUSH(ハンブルブラッシュ)。
歯科医の指導・監修のもと製造された歯ブラシです。
プラスチックの代わりに柄の部分に使われているのは竹材、生分解性は100%です。
毛(ブラシ)の部分はさすがに分解しないのでは?
と思ったのですが、ここも徹底してこだわっていました。
毛の部分は世界で最も生物分解性のあるナイロン、“ナイロン6”を使用しています。
時間とともに分解し、排水溝を通して処理できる、とのことでした。
毛には有毒な化学物質として知られるBPA (ビスフェノールA)も含まれていないので、子供も安心して使うことができます。
そのパッケージに至るまで全て植物で作られたものを使用、100%リサイクル資源で作られています。
機能性から安全面・地球環境までここまで徹底して作られた歯ブラシを見るのは正直自分も初でした。
ぬくぬくのぬか
こちらぬくぬくのぬかは、ぬか袋のカイロ。
電子レンジで温めることで繰り返し使えるそうです。
使われているぬかは前述したコシヒカリアモーレのぬか。
自然循環農法で作られたお米のぬかですね!
水蒸気でじんわりと温まって、米糠(こめぬか)とハーブの香りに包まれるそうです。
ホッカイロだから基本冬に使うのかな?と思っていたら、冷やしても使用できるとのことでした。
真夏の暑い時や熱中症対策にも使えるそうです。
四季を通じ状況に応じて使えるぬか袋カイロです。
まとめ
高価なものより、“ちょっといいもの”が買える、そんなお店がGIFT & CRAFT Mitaなのだと感じました。
お客さんも周りの人も一緒になって支え合って作り上げているお店、そんな部分も素敵だな、と感じました。
正直東京は一部を除いて、そ~いった繋がり、特に品川や田町等は繋がりやコミュニティーといったイメージが自分にはなかっただけに、とても意外でした。
国立とかは歩いているだけでそれを感じたのですが。
自分も最近特に思うのですが、全て否定はしませんが、競争ばかりではやはり疲弊してしまうと感じます。
それよりも、お互い、お店や企業同士間という部分だけでなく、販売者や消費者といった垣根も超えて、助け合って支え合っていく方がよっぽどみんなが暮らしやすい・生きやすい社会になるんじゃないか、とも思います。
インタビュー後には顔が見えるという部分もすごく大事にしています、というお話もありました。
作られた方の想いを届ける、まだ世の中に知られていない頑張っている生産者の方々を伝えていきたい、とのことでした。
今回自分もバグモクリケットバー・スーパーフードバーにハンブルブラッシュ等、珍しい商品にお店で出会うことができました。
そして、最後に買おうと思ってて買い忘れた、おまけに名刺さえ渡し忘れたといういつものパターン・・。
しかもスーパーフード バーはしっかりいただいてしまうという・・。
今度またお店行きます、その時にバグモクリケットバーに挑戦か、どうかは天のみぞ知る、で。
今回は取材させていただき、改めてありがとうございました!! m (_ _)m
住所:東京都港区三田4-1-4 城南ビルディング1F
最寄り駅:田町駅 (JR・都営浅草線)(西口より徒歩約15分)
営業時間:12:00〜18:00
休日:水・土・日・祝
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オーナーさんと赤ちゃんです
プロバイオティックバーのCMっぼくなりましたが、取材&執筆者ヒロシでした