シェア畑ってなに?有機栽培に特化?口コミや評判も調べてみました!
今は家庭菜園や市民農園等、農業を日常の中で楽しみたいという人は以前に比べ増えてきていると思います。
また、団塊世代の方も次に何をしようかということで、市民農園を選ぶ人も多いです。
自分も10数年前ですが実際に市民農園を借りて友人と野菜を作っていました。
ではシェア畑とは家庭菜園や市民農園と何が違うのでしょうか?
ここではシェア畑がどのようなものなのかというご紹介と、実際使った人の感想等も取り上げていきたいと思います。
目次
シェア畑とは?
シェア畑とは貸し農園のことです。
誰でも気軽に農業を楽しむことができ、テレビ等でも実際取り上げられていて、アンジャッシュの渡部さんもTBSの番組の中で紹介していたようです。
農業に必要な道具等も豊富に完備しており、プロの農家さんや菜園アドバイザーも講師として来ているので、初心者でも気軽に安心して使うことができます。
シェアという名前の通り年間を通じて、季節ごとにカレーや芋ほり等イベントも開催されみんなで楽しむことができます。
個人的にこのシェア畑の最大の特徴は、無農薬の有機栽培に特化しているということだと思います。
これは市民農園にはないですね。
自分が市民農園で野菜を作っていた時も、自分の畑は有機無農薬でしたが、周りの畑は大半が化学肥料等を使っていたと思います。
このシェア畑で作られた野菜は子供も安心してその場で食べることができますね!
現在シェア畑の利用者数は15000人を超え、東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫で実際に借りることができます。
特徴
有機無農薬栽培に特化
上記に書いた通りですが、ここの野菜は全て有機無農薬栽培で作られます。
科学的な殺虫剤などは一切使われることはありません。
肥料は使いますがこれも化学肥料ではありません。
牛糞や鶏糞等の有機質肥料を使用します。
市民農園ですと、例え自分が無農薬・有機栽培で作ったとしても、周りの畑が殺虫剤等を使っていたら、どうしても少なからずその影響を受けてしまいます。
また、土自体も自分が借りる前に化学肥料が使われていたら、その化学肥料が完全に抜けるまでに少なくとも3年近くかかります。
ですがシェア畑ではそもそも化学農薬も化学肥料も使われていないので、何の心配もなしに有機農法で野菜を栽培できるわけです。
子供も安心してその場で撮れたての野菜を楽しめます。
個人的に、この有機無農薬で野菜を栽培できるというのはシェアハウスの最大の魅力だと思います。
農具や資材が豊富
クワやスコップ、鎌など、農作業に必要な道具は豊富に揃っています。
なので自分で何か農具を持っていく必要はありません。
あっ、ですが長靴や軍手はサイズ等合う合わないがあるのでご自分で準備する必要があると思います。
また、防虫ネットや支柱等も借りることができます。
支柱等は、トマトやゴーヤ等を作る際には必要となると思います、というか自分がトマトを栽培する時には支柱を、ゴーヤを栽培する時にはネットを使っていました。
各農園には水道や井戸も設置されているので、水やりも遠くから運んで来る必要はありません。
水はけっこう重いので、自分で用意しなくてはならないとなると大変です。
また、水道や井戸があれば作業が終わった後農具や汚れた靴などもその場で洗うことができます。
トイレも配備されているので、どこか遠くのお店まで探しに行く必要はありません。
ここでは必要な設備・農具が豊富に揃っているのでほぼ手ぶらで行けるのも魅力ですね!
種や苗も用意してもらえる
びっくりしたことに種や苗までシェア畑では用意されています。
種や苗も利用料金に込みです。
自分が市民農園でやっていた時は毎回種や苗をお店まで買いに行ってました、ま~これはこれで楽しかったですが。
なのでわざわざホームセンター等に行って悩む必要がないんですね。
用意される種と苗はどれも病虫害に強く、収穫量が多いものが厳選されています。
もしシェア畑で用意されている種・苗の中に自分が作りたい野菜がなかった場合、農園スタッフに確認して了承を取ることができればその野菜も育てることができます。
その場合は種や苗の費用は利用者個人の負担となります。
プロの農家さんや菜園アドバイザーが講師
プロの農家さんや菜園アドバイザーが講師として栽培方法について教えてくれるのも大きなメリットです。
自分が市民農園で野菜を育てていた時は、本を買って勉強したり、周りで育てている人に聞いたりと本当に全て手探りでやっていました。
ですが、ここでしたら農業のプロの方がいるので、分からないことがあったらいつでも気軽に質問することができます。
こちらの方々も仕事の間にたまに様子見に来るといった形ではなく、菜園アドバイザーにいたっては週に4~6回勤務しています。
また、実演での講習会も定期的に開催されているので、実際の作業工程を見て勉強することができます。
プロから学べる、また、いつでも質問できる環境があるというのは大きな魅力です。
季節ごとのイベントがある
シェア畑では野菜を作るだけでなく、一年を通して季節ごとに様々なイベントも催されています。
夏でしたら採れたての新じゃがを使ってカレー、秋にはサツマイモ掘り、冬には芋煮会やおしるこ等です。
その季節季節で旬の野菜を使ったイベントがあるのですね!
じゃがいもやサツマイモ掘り等は子供も一緒に楽しめますし!
ただ野菜を作るだけでなく、イベントを通して周りの人と交流できるのも素晴らしい点ですね!
採れたてのじゃがいもを使ったカレーをみんなで食べれば美味しさもまた増しますね!
料金
料金は場所や借りる農地のサイズによって大きく異なります。
例えば、埼玉県の川口市ですと3㎡で4908円、6㎡で7839円、東京都渋谷区ですと3㎡で10186円、6㎡で18519円となります。(2018年3月現在の料金です)
その人が利用する場所と借りる畑のサイズによって利用料金に大きな開きがあります。
なので一度自分が借りたい場所の料金をウィブサイトから確認することをお勧めします。
また利用料金以外に、最初に別途入会金が10000円かかります。
ですが今現在は3月31日までの“半額キャンペーン中”ですので、“実質5000円”で公式サイトより入会することができます。
個人的には初めて野菜を育てるという方は3㎡をお勧めします。
3㎡はシェア畑で借りれる一番小さなサイズですが、3㎡あれば6種類~8種類の野菜を育てることができます。
成長にあまり場所を取らない枝豆やトマト等の野菜を選べば10種類ぐらいは育てられます。
まず最初に様子見として小さなサイズから始め、慣れてきたら大きなサイズに変えていくという方法もあります。
ちなみに一番大きなサイズは12㎡なります。
12㎡となると一人というより複数人で管理しないと大変かもですね。
口コミ
下記はTwitter上より実際に栽培している方の様子です。
シェア畑は2013年にやってた😄
たくさーん実がついたし、本当に楽しかったな🤗#シェア畑 pic.twitter.com/tt7t3civF0— 真由美M (@mayuminetan) March 2, 2018
[4900シェア]畑で見つけたカヤネズミ。稲を食べる害獣というのは濡れ衣で雑草を食べてくれる良い奴だよ | netgeek https://t.co/EU7CmCOtrQ
— netgeek (@netgeek_0915) February 28, 2018
Built up the wind-protect tunnels. 北風が冷たくなりました。葉物には保温トンネルを。#野菜作り #シェア畑 #farming #vegetablegarden #無農薬 #十日市場 https://t.co/Cvbqydjt9I pic.twitter.com/fn6V4rM7sO
— みやざき (@miyazakifish) December 22, 2017
プチトマトたくさんなっていましたね!
自分も挑戦しましたがあんなにできなかった。
カヤネズミは初めて見た!
かっ、かわいい!!!
稲を食べるのではなく雑草を食べてくれるのですね。
雑草食べなくても普通に出現して欲しい!
恐らくですが、このカヤネズミはけっこうレアケースだと思います、もしくは場所によると思います。
少なくとも自分は1年近く市民農園してましたが、1度も見たことはありませんでした。
他にもイベント時の集合写真等を掲載している方もいたり、みなさんそれぞれに農業を楽しんでいるようでした。
自分が見た限りでは、ネガティブな意見は1つのコメントを除いてありませんでした。
1つだけ解約で手間取っている、ちょっとごたついているという不満の意見が見受けられました。
確かにシェア畑はいきなりすぐに解約等はできないようので解約方法についてもまとめたいと思います。
解約方法
まず契約期間内には解約をすることはできません。
契約を解約する場合には、農園利用解除申請書を提出する必要があります。
農園利用解除申請書はスタッフや菜園アドバイザーに伝えればもらうことができます。
契約更新日の3ヵ月前までに農園利用解除申請書を農園運営事務局に提出すれば契約を解除することができます。
これを提出しない場合には、契約は一年ごとの自動更新となります。
なのでもし途中でやめたくなった場合には、3ヵ月という余裕を持って解除申請書を提出する必要があります。
注意点
自分はこのシェア畑ではなく市民農園でしたが、やっていてすごく楽しかったです。
ただ自分自身の経験も踏まえ、気にとめていただきたい部分もありますのでお伝えできればと思います。
それは、当たり前かもしれませんがちゃんと定期的に畑に行くことです。
最初はテンション高くてこれから野菜どんどん育てるぞ~、っと毎週の用に通っていても気が付けば2週間に1回、1ヵ月に1回等、どんどん足が遠のいていくパターンがあるからです。
はい、自分最後の方経験者です・・・。
人間だもの、っでまとめる手もありますが、よくよく考えたらお金しっかり払ってるわけですし、せっかく始めたのにもったいない!!
なので仕事や私事でいろいろ忙しいとは思いますが、もし始められたらぜひできれば週に1回は時間をみつけて行くようにしましょう!
実際シェア畑のウェブサイトにも“週に1回のご来援を推奨します”と記載があります。
それがどうしても難しい方にはお世話付きの区画や代行サービスもあるとのことでした。
もちろんこれらのサービスは有料になると思います。
いえ、それより何よりお金払って他の人に育ててもらっていたら、そもそも何のためにシェア畑を借りたのか本末転倒な気が。
定期的に水やりをしたり、草を抜いたりと野菜を自分自身の手で管理することはとても大切なので、ぜひ始める場合にはこのしっかり畑に通うということも念頭においていただければと思います。
無料で見学
いきなり申し込むのではなく、まず実際の農地を自分の目で確かめることはとても大切です。
シェア畑のウェブサイトからまずご自身が借りたい畑の場所と料金を調べ(地域別に調べられるようになっています)、その後トップ画面上部に“まずは無料見学”という項目があるのでここから申し込みをすることができます。
実際に行ってみたらイメージと違うこともあるかと思います。
また、道具や設備を確認でき、見学時に他の利用者が畑でどんな野菜を作っているのか確認することもできます。
分からない点はその場でスタッフにも確認できるので、1度現場を見て判断するのがお勧めです。
まとめ
シェア畑というのはとても良い農地の活用の仕方だと思いました。
とりわけ有機・無農薬農業に焦点を当てていることに自分は大きく関心をいだきました。
現在は関東では東京・神奈川・千葉・埼玉、関西では大阪と兵庫に地域は限られていますが、日本全国探せばたくさん遊休で眠っている土地はあると思います。
ぜひもっと範囲を広げて、使われなくなった国内のたくさんの土地を有効に活用していけるようになると良いなと感じました。
自分も最近は土に触れていないので、また機会があったら何か農関連のことに接する機会を持てればと思います!