ドン・キホーテの焼き芋は国産?中国産?その秘密とは?!
冬は焼き芋がとても美味しい季節ですね!
と言いつつ、ここ下手すれば10年近く焼き芋食べてなかった自分ですが、先日食べました、そ~、ドン・キホーテの!
このドン・キホーテの焼き芋はいろいろちょっと話題なんです。
甘すぎるがゆえに薬とか注入してるの?そもそも国産じゃなくて中国産じゃないの?等々。
と、いうことで実際に今回食べた感想もふまえてここではドン・キホーテの焼き芋の真相を解き明かしていきたいと思います。
目次
さつま芋はどこ産なの?品種は?
産地
ドン・キホーテの焼き芋は茨城県産です。
いや、だってお店(渋谷店)行ったらど~ど~と書いてあったんだもの。
税抜きで148円、どう感じますか?
自分は最初そこそこな値段だと思いました。
だって今スーパー行けば国産のさつま芋1本100円程で買えちゃいますし。
ですが、これがただのさつま芋ではなく、焼き芋って考えたらむしろ全然安いなと思いました。
路上の石焼き芋屋さんとか、よく考えたら200円~300円とか普通にしたような気がしますし。
って話を先日親戚のおじさんにしたら“高くなったな~”、と言っていました。
おじさんが子供のころは、さつま芋はスーパーでもっとずっと安い値段で買えたようです。
焼き芋ってことを考えると、148円は確かに安い!
だからこそ中国産なの?と噂されるのかもしれません。
ですが、写真の通り茨城県産です!
少なくとも渋谷店に関しては。
個人的にはここのお店だけ茨城県産で他は中国産とか、恐らくないんじゃないかと思います。
そもそも自分は普段からスーパーにはよく行くんですが、中国産のさつま芋自体置いてあるの見たことないです。
干し芋とか加工された食品でしたら中国産は時々使われていたりもするのですが。
基本お店のディスプレイに“~産”と一緒に表示されていると思いますが、もしも表示がなければ直接店員さんに直接聞いてみても良いかもですね。
学生さんとかのアルバイトですと、中々答えに窮するかもしれませんが、ちょっと玄人っぽい店員さんを探して聞いてみるのも良いかもです。
品種
これも先程の写真に同時に載ってた通りですが、品種は“紅はるか”、です。
焼き芋で甘くて美味しいのは、紅はるかと安納芋がとりわけ有名ですね!
紅はるかは2010年に品種登録された、比較的新しい品種のさつま芋です。
産地は宮崎・大分・茨城等が主です。
ちなみに安納芋は鹿児島県南部に位置する種子島が原産のさつま芋となります。
こちらは1998年に品種が登録されたさつま芋です。
自分がいつもスーパーで買うのは紅はるか、と思っていたら紅あずまでした。
紅はるかって今回初めて聞いたかもです。
砂糖とか薬入ってないよね?と囁かれる程甘い焼き芋の秘密とは?
ドン・キホーテの焼き芋、とにかく甘いんで自分は相当びっくりしました。
今まで食べた焼き芋の中で一番甘かったかも。
正直も~、これほんとさつまいも?というぐらいの甘さなんです!
なんで、なにか添加してるんじゃないの?と思う人がいても不思議ではないです。
ですが、どこを調べても薬や砂糖を添加といった情報は全くでてきません。
というか、それ日本でやっていたらそもそもけっこうな問題になってしまうような。
紅はるかを使っている
まず一番大きいのは、さつまいもに紅はるかを使っている部分です。
紅はるかは安納芋と並んで、水分が多くて糖度も高い品種です。
紅はるかというその名前の由来自体が、“安納芋よりもはるかに甘い”という由来からつけられているそうです。
実際糖度が50度~60以上度にもなるものもあり、50を超えている時点でもはや通常の安納芋の糖度を超えています。
そもそも使用しているさつまいも自体がとても甘い、これが最大の理由です。
遠赤外線機器を使っている
次いで大きな理由が焼き方です。
焼き芋は焼き方によってもその糖度が大きく変わります。
自分もずいぶん昔に河原で焼き芋をやったことがあったのですが、同じ焼き芋でもその焼き方と焼き時間で甘さが全然違ったのを覚えています。
そして、ここドンキ・ホーテの焼き芋、正直自分はずっと石焼き芋と勘違いしておりました。
最初に言ってしまいますが、ドンキ・ホーテの焼き芋は確かに焼き芋ですが、石焼き芋ではありません。
自分以外にも、あの焼き芋はディスプレイの石の上でじっくり長時間焼かれている、と思っている人はけっこう多いのでは?
実は、あれはあくまで展示用のディスプレイ、もちろん保温効果等はあると思いますが。
実際はディスプレイの下がさつま芋を焼く台になっているのです。
焼き網の上に並べてさつま芋は焼かれ、出来上がったら石の敷詰められたディスプレイの上に展示される形です。
焼き網の上ではおよそ70分ごとに回転させて焼かれるそうです。
さすが石焼き芋は美味しいな~、と舌鼓打ちながら食べてた自分です。
ただ、焼く時に石は使っていないものの、遠赤外線は使用しています。
これが甘くて美味しいさつまいもを作れる第二の理由です。
石焼き芋屋さんのさつまいもが甘くて美味しいのも、やはり1つ1つの小石から放射される遠赤外線を利用しているからなのです。
遠赤外線を使用することで、じっくりゆっくりさつまいもの中心まで熱が通り、甘いさつま芋に最終的に仕上がるのです。
60℃~70℃がさつま芋の糖化には最適な温度なのですが、遠赤外線を利用してじっくり温めて、この温度に到達させ、そしてその温度を保持することができるのだと思います。
カロリーは?
ドン・キホーテで使用されている紅はるかですが、そのカロリーは100gあたり163キロカロリーとのことです。
自分は重さまでは測らなかったのですが、ドン・キホーテの焼き芋の重さを測った方は334gとのことでした。
この重さは多少ばらつきがあると思うので、大体300~350gの間としてカロリーを計算すると、1本当たり489~570キロカロリーとなります。
500前後って、けっこう高カロリー!!Σ(゚Д゚)
正直焼き芋のカロリーとか考えたことなかったんで、けっこう衝撃な結果でした。
野菜でヘルシーだし、自然な甘さだし、と思っていたら、けっこう高かった。
ですが、カロリーだけでなく、さつまいもには食物繊維・ビタミンC等も豊富に含まれています。
クロロゲン酸というさつまいも内の成分は糖分の吸収を防ぐことにも寄与すると言われています。
カロリーのみで食べ物を判断するのではなく、全体的な栄養や作用も確認して判断することも大切ですね。
でも、実際自分も丸々1本食べたらけっこうな量で満腹になりました。
お腹が本当に減ってる、等でない場合は半分にして、また別の日に食べるとかでも良いかもですね。
お値段は?
渋谷店の焼き芋のお値段は税抜きで148円、税込み160円でした。
それじゃ~日本全国どこも税込み160円かな?と思っていたら、どうやら違うようです。
場所によって100円や120円等の情報も。
100円って安い!!
恐らく東京は一番高いですね、特に同じ東京でも渋谷、高い気がします。
うる覚えですが、中野店はもう10円~20円程安かった気がします。
ということで50円~60円程の開きは店舗によってありますが、いずれにしてもあのクオリティーだったら自分は安いと感じました。
実食してきました!
ということでたまたまドン・キホーテの前を通りがかったので実食してきました。
いつも気になっていたドンキの焼き芋!
なんとなくレジに行って、あんまんください、みたいなノリで頼めば店員さん取ってきてくれるのかな?と思ったんですが、普通に“前からお取り頂けます”って書いてあった。
店頭にありがたいことにベンチも発見したのでそこで座って実食!
袋から取り出してみます。
予想外にあつあつじゃなくて、少し残念。
自分にはあの石焼き芋屋さんのあつあつの焼き芋を手渡されるイメージしかなかっただけに。
でも、そもそも石焼き芋ではないですしね。
ここでふと考えます、あれっ?焼き芋ってどうやって食べるんだっけ?
これ皮ごと食べるんだっけ?いや皮は剥いて食べるんだっけ?
あまりに久しぶり過ぎて完全に焼き芋の食べ方を忘れてしまっている・・。(ー_ー;)
でもなんかこのさつま芋の皮はかたそうだし、剥いて食べよ~!
で、剥いてみます。
すごい、なんか表面が既に糖化しててかてかしている。
もう食べる前からすごい甘いこと確定です!
で、食べてみると、本当にすっごく甘い、そして美味しい!
もはや、さつま芋というより、“スイーツ”です。
ここまで甘いさつま芋を食べたのは恐らく人生初です!
で、あっという間に完食、1本食べるとけっこう満腹!
今までこれを素通りしていたなんて、機会損失だった!
これからは小腹空いて寒い夜に通りがかることがあったらまた立ち寄ることにしよう。
まとめ
ドン・キホーテの焼き芋を正直あなどっていましたが、今回食べれて良かったです。
最近はスーパーでも焼き芋普通においてありますし、昔より焼き芋がなんだか身近!
おまけに焼き芋機という家庭用の焼き芋専用ホーローも今は人気だとか。
焼き芋ちょっとしたブームなんですね!
個人的には石焼き芋屋さんとかも1度やってみたい!
寒そうだけど、なんか楽しそうです!