東京のエコも意識したホテル「KIKKA」に泊まってきました！
オーガニックカフェやベジタリアンカフェ、フェアトレード商品を取り扱うお店等は増えてきましたが、エコロジーを意識したホテルとなるとなかなか見つけることができませんでした。
果たして東京にあるのだろうか？とエコホテル等打ち込んでみると、一ヵ所だけ面白いホテルを発見！
それが今回、宿泊してきたKIKKA。
今年2018年の8月にオープンしたばかりのホテル。
もはや宿泊をするために、宿泊をしてきました。
目次
秋葉原からの行き方
最寄りの駅は馬喰町・馬喰横山駅・小伝馬町駅なのですが、今回自分は山の手線の秋葉原駅から歩いて行きました。
以下が秋葉原駅からの行き方となります。
駅からは徒歩15分程でした。
2. 目の前の首都高速を右に曲がって岩本町駅のある交差点まで進む
3. 岩本町の交差点で左折し、靖国通りを大和橋の信号まで進む
4. 大和橋の信号で右折し、300～400m程真っすぐ行くと左手にKIKKAが見えます
KIKKAに宿泊
ということで秋葉原駅から歩いてKIKKAへ到着！！
外観から一瞬ホテルとは分かりませんでした。
入るなりおしゃれな空間！
受付は奥にあったのでチェックインを済ませます。
スタッフの方も親切で話しやすかったです。
撮影も“ぜひ～”とのことでした。
ドミトリールーム (2～3階)は廃材を再利用
エレベーターに乗ると各階の説明がありました。
2階～3階はドミトリールーム、4階～6階が個室です。
今回自分はドミトリールームを予約したので2階でエレベーターを降ります。
すぐ目の前にはロッカールーム、貴重品等はここにしまうことができます。
そのすぐそばには、使った後のシーツやまくらカバーを入れるかご。
ペットボトルや缶と燃えるゴミなどごみ箱は分かれています。
日本では普通の光景ですね。
とうことで、今回泊まる予定のドミトリールーム到着。
ウッディーテイストでおしゃれです。
ドミトリールームは木材でできているのですが、この木材は廃材を使用してできています。
自分がドミトリールームを選んだのもこの廃材を利用した部屋に宿泊してみたかったから。
この廃材は日本家屋から出た廃材を再利用してできているのだそうです。
22時前でしたが、ほとんど人もいないようです。
きっとみなさん食事か飲みにか行かれているのでしょう。
ちょっとあたりを散策。
ブラインドから外の様子ものぞけます。
ということで自分の部屋に入ってみます。
きれいに整頓されています。
中には通常のコンセントが1つと、USB用にも2つコンセントが用意されています。
フリーWiFiも使用することができますよ。
その隣にあるボタンで部屋の中の電気も点けたり消したりできます。
上着もかけれます。
カーテンで閉じれるようになっているのは良いですね。
ドミトリールームですが、ほぼ個室です。
温かみのある木の部屋ですが、頭や手足をぶつけた時は音が少し響くなと感じました。
夜遅くに起きていたりする場合などは、少し注意が必要です。
バスルームはどんな感じだろ～、見に行ってみます。
こちらは洗面所。
もしかして石鹸とかもオーガニックとかなんだろうか？
確認しましたが、そこは通常のハンドソープのようです。
パスルームがこちら。
置いてあるシャンプーはどんな感じだろう？
通常の植物性のシャンプーですね。
自分がドイツやスペイン等で時折泊まっていたエコホテルは、シャンプーや石鹸にもオーガニック素材を使用し、ソーラーエナジー等も活用していました。
なんで、ここも細部までこだわっていたり、と思ったのですが、やはり現実コストの面もありますしね。
KIKKAのドミトリールームの値段は1泊2800円(時期によって価格は変動します)でした、お財布の面でもかなりエコ価格です。
最低でも1.5倍～2倍にしないと他の素材まで全てオーガニックというのは厳しいかもしれません。
ですがトイレ・シャワールームなどとても綺麗で清掃が行き届いてました。
KIKKA BAR (地下1階)では上勝町のクラフトビールが飲めちゃう！
寝ようかな～と思いましたが、まだ22時30分、全く眠くない！！
食事はさっき外でしてきたしな～。
そ～だここバーもあるみたいだし、バーに行ってみよう！
ということでバーのある地下1階まで移動。
開くと、左手にバー発見。
素敵なバーだ！！
鏡にいろいろメニューや宣伝が書かれているのも面白い。
ハッピーアワーや飲み放題もあるようです。
ということでカウンターに座る。
お客は自分1人！
平日だからかも。
“お酒かなり弱いんですけどお勧めのものありますか”
とバーテンダーのスタッフの方に聞くと、って弱いのにバーに来るという。
“ここではKAMIKATZビールがお勧めです、味はビールですが”
とのことでした。
“KAMIKATZ？”と思って話を聞いてみると
“このビールは徳島県の上勝町で作られたビールで、そこで製造されたビールをここでは出しているんです”
とのことでした。
あっ、上勝町ってあの葉っぱビジネスで結構前に有名になった場所。
自分も昨年ちょっと調べてみたら、その他にも今はゼロウェイストを掲げて町が動いているとのことでした。
焼却や埋め立てをせずに町で出るゴミを2020年までにゼロにするという目標を掲げているのです。
上勝町ではビールも作っていたのか、知らなかった～。
なんかすごく面白い町だな上勝町！
ということでKAMIKATZビール注文。
味もいろいろあるらしく、本日は上勝町の特産品である柚香のビールをチョイスしてもらいました。
来たのはこちら、綺麗！！
柚香という名前にぴったりのビール！
飲んでみると、美味しい！
柑橘系の味。
自分はビールは苦いしか感じない人間なのですが、これはフルーティーテイストで美味しかったです。
その後はスタッフの方といろいろ旅話が盛り上がりました。
というか、まだ学生さんと知ってびっくり！！
完全に社員さんとかかと思っていたよ。
なにより、学生の時点でいろいろな国に行って、こ～いった中々レアな場所で働いて、その行動力は素晴らしいです。
“インターンとして働いているんです”
とのことでした。
飲んでいる間も、先ほどの受付の方がなにかバーまで取りに来たりして、いろいろ話していましたが、本当に同じ大学の友達のように仲が良い感じでした。
受付の方もこちらのバーの方も、気さくでオープンマインドだったので話しやすかったです。
ここは飲み物の他に料理も注文でき、“とろとろに煮込んだ牛ほほ肉のカレーが人気です”とのこと。
スパゲッティアマトリチャーナ等も気になります。
宿泊者だけでなく、近所に住んでいる人も時々上のカフェ等に来て食事されるのだそうです。
近隣の人も足を運んでくれるところっていいですね！
KIKKAの名前のコンセプトも“きっかけからきているんですよ”と教えてくれました。
人が集って、新しことのきっかけとなる、そんなきっかけの場所となる、だからKIKKAということか、素晴らしい！
地下一階にはバー以外に、コワーキングスペースもありました。
イベントなどで貸し切りにすることもできるそうです。
一杯で酔っ払ったため、カシスジュースを注文、その後ちょっと1階のカフェスペースをのぞきに行きました。
CAFE & Lounge (1階)の食事はアフリカの子供の給食費へ
1階はカフェ＆ラウンジで、テーブル席とカウンター席があります。
ここも普通にカウンターの席はバーっぽい、というよりお酒おいてあるしきっと注文できますね。
バーカウンターはU字型になっていて裏にもテーブル席がありました。
朝はみなさんここで食事されてました。
そして朝は、おむすび朝食セットも注文できます。
フードコーディネーターであるSHIORIさんとのコラボによりKIKKAのフードメニューは作られているそうです。
こちらのSHIORIさんは昨年2017年に目黒にヴィーガンのファラフェルスタンドBallonをオープンされた方です。
この食事に支払った代金もその一部がアフリカの子供の給食代金として寄付されます。
また、KIKKAのコーヒーはフェアトレードで高品質な豆をコロンビアの契約農家から輸入し使用しています。
バックやカバン等も販売されていました。
カンボジア現地の女性達によって手作りでできた商品です。
工房はカンボジアのシェムリアップ市内から1時間程のところにあるそうです。
1階も落ち着けるスペースですね。
まとめ
廃材をリユースしたり、食事の一部が寄付金になったりと、KIKKAのようなホテルは日本では珍しいなと感じました。
珍しいだけでなく、その空間も居心地がよく、しっかり考えられて設計されているのだなと感じました。
働いている方々も素敵でした。
帰ってきた時には“お帰りなさい”、夜遅く部屋に戻る際には“お休みなさい”、こう言ったちょっとした一言をかけてくれる点も素晴らしいですね。
ちょっといつもとはコンセプトの違うホテルに泊まりたい、こだわったコーヒーやビール、食事も楽しみたい方にはKIKKAはお勧めですよ！