忘れじの言の葉はジブリアニメの曲?歌詞は怖い?
何年か前にYouTubeで聞いたのかどこで聞いたのか?いい曲だな~とずっと耳に残っていたのが「忘れじの言の葉」。
日本の古めかしい歌詞と曲が印象的でした。
ただ少し物悲しさがあり、神秘的でもあり人によっては少し怖いと感じることもあるのかもしれません。
ここでは忘れじの言の葉の歌や意味に関してご紹介したいと思います。
目次
忘れじの言の葉はジブリアニメの曲?
結論から申しますと、忘れじの言の葉はジブリアニメの曲ではありません。
スクウェア・エニックスのスマートフォン用ゲーム、「グリムノーツ」のオープニング時に流れる主題歌です。
音楽ユニットの未来古代楽団が制作し、歌っているのは沖縄出身の歌手安次嶺希和子さんです。
作品によってはジブリアニメにも合いそうな曲調ですね。
実際にCecile Corbelが歌う借りぐらしのアリエッティの曲と似ています。
どちらも出だしがハープの演奏で始まり、全体を通して落ち着いた曲調です。
曲が少し怖い?歌詞の意味は?
忘れじの言の葉を聞いて、少し怖いな?と感じる人もいるかもしれません。
実際名前がグリムノーツですからね。
本当のグリム童話はけっこう残酷で恐ろしいです。
グリムノーツの世界も、“運命の書”と呼ばれる本により人々の人生は生まれてから死ぬまで全ての生き方を定められています。
歌詞も“旅人が迷い込む”や“泡沫(うたかた)”、“想いが果てる”など、謎めいた感じやはかなく悲しげで悲壮感も漂ってきそうな歌詞です。
歌詞全訳はこちらから見ることができます ↓
ただ、“消える運命でも忘れられることのない物語”だとも歌われています。
個人的にはただ運命に翻弄され終わるということではなく、仮にそうなったとしても、それは消え去ることなくちゃんと存在していたのだ、未来へと紡がれていくのだ、と伝えている気がします。
「ち。」という地動説をテーマにしたアニメを今年は見ていましたが、これもテーマは同様だと感じました
例えなくなっても、その想いはどこかの誰かが受け取り未来へと紡がれていく。
グリムノーツの“幾億の旋律”というのはきっと過去・現在・未来ととその時を生きた人々、その運命・生き様が紡がれ1つの大きな旋律となっていく、ということなのではないかと思います。
忘れじの言の葉というタイトルの意味
忘れるに古文で使われる打消しの意志の助動詞「じ」が加わり忘れじとなります。
つまり、忘れられることはないであろう、忘れ去られることはなかろう、といった意味です。
言の葉は元々言語・歌・和歌を示しました。
最初に登場したのが平安時代の「古今和歌集」だと言われます。
幾重にも重なる木の葉に例え言の葉と詠んだのかもしれません。
和歌の中で言の葉(ことのは)と使われ、それが言葉(ことば)になったと推測されます。
忘れじの言の葉は忘れられることはないであろう言葉・想いということですね。
まとめ
グリムノーツというゲームから飛び出して、ゲーム以上に恐らく有名になったのが忘れじの言の葉。
とりわけ韓国出身の歌手であるダズビーがカバーし広がっていったのが大きい気がします。
曲も歌詞も美しいな、と聞いて感じました。
人生の儚さ、けれどそれは確かに存在し繋がっていく、そんなことを感じさせてくれる曲でした。
忘れじの言の葉
YouTube (オリジナル)
https://youtu.be/xVHZVEcXQ0M?si=s_dJi6M19qH-dIZP
YouTube (DAZBEE Cover)
https://youtu.be/lFNWUL9fqG8?si=dUyFOy9g3RNKxSN3
YouTube (『グリムノーツ Repage』プロモーションムービー)
https://youtu.be/pBoDcc_y3IU?si=Z15RohkG7u6BFeuy
ウェブサイト (未来古代楽団公式サイト)
https://miraikodai.com/