ベン&ジェリーズってどんなアイス?コンビニでも買えるの?
夏と言えばアイス!
下手すれば夏は食事の代わりにアイス食べてる自分です。(身体に良くないのであまり真似はしないでください)
アイスに関しては、美味しければ基本なんでもオーケーな自分ですが(というより日本で美味しくないアイスに出会ったことがない)、でもせっかくだったらこだわったアイスが手軽に買えたらいいのにな~、と思っていたら、ありました!
しかもコンビニ・スーパー等、案外身近なところで普通に売ってた。
自分に関してはスーパーで発見しました!
ということで、早速トライしたのがベン&ジェリーズ(BEN&JERRY’S)のアイス。
ベン&ジェリーズがなぜこだわりのアイスなのか、その歴史も踏まえてお伝えしたいと思います。
※ 2023年現在ベン&ジェリーズは残念ながら日本での販売を終了しています
目次
ベン&ジェリーズのアイス
ベン&ジェリーズはフェアトレードのアイスです。
1978年にアメリカのバーモント州で友人同士だったベンとジェリーによって開かれたアイスクリーム屋さんがベン&ジェリーズです。
創業当初からベンとジェリーがこだわり続けていたのは、仕事を楽しむこと、そしてビジネスを通して世の中を良くしていくことです。
最高のアイスで人々を幸せにしていく、これが2人がこだわり続けたことです。
2人が目指していたのは、利益だけでなく、社会全体の幸せです。
そこには生産に関わる人から、牛、地球環境まで全てが含まれていました。
フェアトレードの材料
フェアトレードの材料を使うということは、正当な対価を生産者に支払うということです。
発展途上国等では、企業の利益のために不当に安い賃金で労働者が働かされるケースがあります。
また、生産性を上げるため、必要以上の農薬が使われ環境汚染につながることもしばしばです。
ベンとジェリーはフェアトレードの材料を使用し、生産者に正当な賃金を支払うことにこだわりました。
フェアトレードの材料・素材を使うということは、農薬も使わない、もしくは減農薬で栽培された材料・素材を使うということです。
地球環境の保護・保全にも寄与します。
牛成長ホルモン(rBGH)を使用しない牛乳
ベン&ジェリーズのアイスに使用される牛乳は、牛成長ホルモン(rBGH)を注射されていない牛の牛乳です。
フェアトレードの例と同じように、生産性をあげるために牛には牛成長ホルモンが注射されるケースがあります。
ちなみに日本では、牛成長ホルモンであるrBGHの使用及び輸入も許可されていませんが、輸入する乳製品に関しては規制がありません。
なので、アイスを含め既に加工されて日本に入ってくる乳製品に関しては、rBGHが使用されている可能性があるということです。
この牛成長ホルモンは乳がん・前立腺がんとの関わりが以前より指摘されています。
ベン&ジェリーズは牛そのものにも無理をさせない環境を作ることにこだわったということですね。
放し飼いのニワトリの卵
ベン&ジェリーズはアイスに使用する卵にもこだわっています。
通常の大量生産を目的とし、過密なケージの中で育てられたニワトリではなく、放し飼いで育てられたニワトリの卵のみ使用しています。
過密したケージ内はニワトリにとって相当なストレスになります。
ニワトリは餌を探すなどして、本来1日に15000回以上口ばしで地面をつつく習性があるのですが、過密したケージ内ではそれができません。
本能なので抑えることができず、代わりにケージ内の他のニワトリをつつきはじめます。
これを防ぐため、デビークと呼ばれるクチバシの切断作業が行われます。
クチバシには複雑な神経また血管も通っているため、痛みが伴うのですが、このデビークは麻酔なしに行われます。
実際にデビーク時には出血も伴っています。
2014年度の日本の養鶏場における採卵鶏のデビークは83.7%だと言われています。
放し飼いにすることで、クチバシを切断してニワトリに痛みを与える必要もなく、過密のストレスからも解放しのびのびした環境で生活させることができる。
ニワトリの生きる環境にも配慮した卵がベン&ジェリーズでは使用されています。
どこで買える?
そんなこだわりのベン&ジェリーズのアイスですが、2023年現在日本国内で購入することはできません。
以前はコンビニやスーパーで買えたのですが。
自分が2019年の時に買ったのは近所のライフというスーパーでしたが、それ以外にも、ファミリーマート、イオン系スーパー、コストコ、TSUTAYA(ツタヤ)、TOHOシネマズ等でも買えたようです。
後、成城石井でも当時見かけました。
小さいコンビニぐらいの広さの成城石井では置いてなかったのですが、大き目の店舗でしたら何度か販売しているのを見かけました。
他の方の情報ではコンビニで買えるとの情報があったのですが、自分が確認した限りではファミリーマートを含めローソンもセブイレブンもコンビニにはどこにも置いていませんでした。
あっ、ですがナチュラルローソンには唯一置いてありました。
自分がコンビニの中で実際に見かけたのはナチュラルローソンのみです。
もしかしたら他のコンビニも過去には売っていたのかも、もしくは地域によって置いてあったりなかったりなのかもしれません。
TSUTAYA(ツタヤ)とTOHOシネマズでも買えたのにはびっくりしました。
というかTSUTAYAってアイス売ってたんですね!!
自分の中ではTSUTAYAといったら音楽とビデオという中高生時代のイメージしかなかったのですが、食品も置くようになったのですね。
案外身近な場所に置いてあったベン&ジェリーズのアイスでした。
身近過ぎて自分は当時気づきませんでしたが。
店舗以外には、楽天やアマゾン等通販でも扱っていたのですが、こちらも現在は販売終了しています。
実店舗はどこ?
コンビニやスーパーだけかと思っていたベン&ジェリーズのアイスですが、実店舗も日本にありました。
日本では表参道ヒルズ店とららぽーと豊洲店の2店舗がありました。
ありました、というのは、残念ながらどちらも2023年現在は閉店しまったためです。
表参道店が2017年に閉店し、ららぽーと豊洲店も2020年1月に閉店してしまいました。
実店舗一度行ってみたかったので残念です。
人気フレーバー3種を食べた感想
ここからは2019時点で購入した時の感想記事となります。
ということで、近所のライフ(スーパー)で早速購入!
今回購入したのはコットンキャンディー・チャンキーモンキー・ワッフルコーンドリームの3種類のフレーバーです。
他にチェリーガルシア等のフレーバーもあったのですが、なぜこの3種類にしたのかというと、張り紙にこの3つのフレーバーが人気と書いてあったからです。
1番人気はコットンキャンディー、2番人気はチャンキーモンキー、3番人気はワッフルコーンドリーム、とのことでした。
どのフレーバーも蓋にはフェアトレードのマークがついていました。
コットンキャンディー
ということで、既に暑さで溶け始めていたのですが、1番人気のベン&ジェリーズのアイス(コットンキャンディー)から実食!
食べた瞬間、これは美味しい、コットンキャンディー、そう、本当に綿あめの味だ!
後はちょっとしたコットンキャンディーのつぶつぶ感も楽しめました。
味的には、通常のアイスのバニラに近い気がします。
バニラに近いけどコットンキャンディー味、コットンキャンディー味だけどバニラ、的な。
人によってはこのつぶつぶの赤色やら緑色やら化学的な着色料を使っているのでは?と気になる方もいると思います。
表示を調べてみると、着色料には野菜ジュース・果汁・赤キャベツ、の記載がありました。
どれも化学的な着色料ではありませんでした。
また、アイスというと意外に高かったりするがカロリー。
ダイエットされている方だと気になる部分ですね。
このコットンキャンディーに関しては、1カップ120ml当たり、233キロカロリー(エネルギー)でした。
多分、・・普通ですね。
他の通常のバニラアイスと比べても普通だと思います。
高くもなく、低くもなく。
特にこれと言ってオチはありませんでした。(特に誰も求めていませんが)
クリーム、脱脂濃縮乳、砂糖、コットンキャンディーベース(コーンシロップ・砂糖)、コットンキャンディー(砂糖・パーム油・玄米シロップ)、卵黄/香料、クエン酸、着色料(野菜ジュース・果汁・アカキャベツ)、安定剤(増粘多糖類)、(一部に卵・乳成分を含む)
栄養成分 (1個120ml当たり)
エネルギー:233cal、たんぱく質:3.6g、脂質:11.9g、飽和脂肪酸:7.2g、炭水化物:27.8g、糖質:27.7g、糖類:23.8g、食物繊維0.1g、食塩相当量:0.1g
チャンキーモンキー
お次は2番人気のチャンキーモンキー!
食べてみると、あっ、ほんのりバナナ味!
これもしかしたら、バナナ練り込んであるのかな?と思って原材料をみたらバナナピューレの表示がありました。
やっぱりバナナだ、美味しい!
後はこの、ナッツ感!
香ばしくておいしい、でも通常のナッツよりストロングなテイスト、なかなか主張が強い、これはなんだろう?と確認してみると、くるみ、の表示がありました。
確かにこれはくるみの味!
後から気が付いたのですが、思いっきり蓋に“バナナピューレをベースにしたアイスクリームに、クルミとチョコのチャンクがぎっしり”と書いてありました。
チャンキーモンキーって一体何味だ!ってずっと思っていたのですが、答えは目の前の蓋に思いっきり書いてあったのでした。
チャンキーモンキー、とても美味しいですね!
コットンキャンディーがさらっとしたシンプルなテイストに対して、チャンキーモンキーは濃いナッツ感とバナナの風味を楽しめます!
チョコとクルミとバナナ、絶妙な組み合わせです!
クリーム、脱脂濃縮乳、バナナピューレ(砂糖・バナナ・レモン果汁)、砂糖、準チョコレート、くるみ、卵黄、安定剤(増粘多糖類)、香料、レシチン、(原材料の一部に大豆、りんご、オレンジを含む)
栄養成分 (1個120ml当たり)
エネルギー:272kcal、たんぱく質:4.5g、脂質:16.2g、炭水化物:28.5g、ナトリウム:38mg、糖類:26.2g、飽和脂肪酸:8.4g
ワッフルコーンドリーム
最後は3番人気のワッフルコーンドリームです!
チャンキーモンキー同様絵柄からして期待大!
で、食べてみると、うん、自分これかなり好きかも。
とにかく甘いアイスが食べたい、そんな時はこれが一番この中では食べたいかも。
キャラメルとチョコレートのコンビネーション、美味しくないわけがないですね!
プラスで練り込んであるチョコレートチャンクのサクサクした食感も楽しめます!
これは子供特に好きかも!
甘~いアイスが大好き、キャラメル味が好き、そんな方にはワッフルコーンドリームが一番お勧めです。
このアイスは甘党の人だったら誰が食べても美味しいと言うのでは!
クリーム・脱脂濃縮乳・砂糖・キャラメルペースト(ぶどう糖・砂糖・バター・加糖脱脂練乳・食塩)、チョコレートコーチングワッフルコーン(砂糖・ココナッツ油・小麦粉・ココア・全粉乳・脱脂粉乳・バターオイル・大豆油・食塩)、卵黄/香料、安定剤(増粘多糖類)、レシチン、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む)
栄養成分 (1個120ml当たり)
エネルギー:252kcal、たんぱく質:3.9g、脂質:14.7g、飽和脂肪酸:9.3g、炭水化物:25.7g、糖質:25.5g、糖類:21.9g、食物繊維0.2g、食塩相当量:0.2g
お値段はいくら?
お値段は少々お高めで、1個348円です。
スーパーカップ3個買えるかも・・。
それでもフェアトレードの基準をパスしたアイス・動物の生きる環境にもこだわったアイスと考えると、その分の価値はあるアイスです。
スーパーとかだと、コンビニに比べて若干安く買える可能性もありますし。
ビーガンの人・添加物に厳格な人は気にとめて
こだわりのベン&ジェリーズのアイスですが、ビーガン食の人、砂糖が気になる、完全無添加が良い、といった人にはお勧めはできません。
というのも、通常の砂糖は使用しております。
ですが、もちろんフェアトレードの基準をパスした砂糖で、アイスの種類によっては黒砂糖を使用しております。
また、安定剤は添加物として入っています。
この安定剤は植物由来のものがほとんどで、危険性も低いと言われています。
ビーガンの方には、言うまでもなく牛乳が使用されている、また卵黄も使用されているので、ちょっと違ってきてしまいますね。
ベン&ジェリーズ以外のこだわりのアイスショップ
残念ながらベン&ジェリーズはもう日本で楽しむことはできないのですが、その他でしたら個人的にお勧めのこだわりアイスショップが2つあります。
Kippy’s COCO-CREAM (キッピーズココクリーム)とCOCONUT GLEN’S (ココナッツグレン)です
Kippy’s COCO-CREAMはオーガニックな材料のみを使用したアイスを作っています。
中には乳製品・砂糖・グルテンも使用せず作られたアイスも数種類販売しています。
COCONUT GLEN’Sは乳製品や卵を使わずオーガニックココナッツで作られたアイスを販売しています。
こちらで販売されているアイスは全てがヴィーガンの方も食べられるアイスです
どちらも自分はお店に何度か行ったことがあるのですがとても美味しかったです。
ご興味のある方はその時の感想記事は下記となります。
まとめ
ベン&ジェリーズはユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社が運営していたそうです。
日本から2020年の撤退にあたり国内製造も検討していたらしいのですが、最終的に米国本社の基準に見合う原材料の調達の目途がたたず事業終了を決定したのだそうです。
今はフェアトレードのアイスはコンビニでもスーパーでも見かけませんね。
代わりにオーガニックやヴィーガンのアイスを見かけるようになったので、これは嬉しいところです。
有機食品や環境問題に関する関心が高まり、それが年々拡大していっているということなのだと思います。
どうしてもベン&ジェリーズを食べたい方はもう直接アメリカ、もしくはハワイもあるのかな?、に行って本場の味を楽しみましょう!
自分も普通にアメリカ行きたいです、そして本場の雰囲気と味を楽しみたいです!
Ben & Jerry’s (ベン&ジェリーズ)
インスタグラム:https://www.instagram.com/benjerry_jp/
ウェブサイト(英語):https://www.benjerry.com/