うさとの服の展示会(北鎌倉)に行ってきました~!想像以上に奥深い服でした!
うさとの服は東南アジアの女性達の手によって1つ1つ織られた、手作りの服です。
はい、というのも今回展示会に行って自分も初めて知った次第です。
前からうさとという服と名前は知っていたのですが、正直詳しく調べてみたことはありませんでした。
じゃ~なぜ突然興味を持って展示会まで足を運んだのかというと、友達がイベントを開催するということで、なんか楽しそ~だし行ってみよ~かなと、気軽なノリで行った次第です。
実際行ったら、うさとの方からのお話やディジュリドゥ(オーストラリアのアボリジニ発祥の木製楽器)の演奏も聞けたりしてとても楽しかったです。
ここではうさととは一体どういうものか、展示会の様子も含めてお伝えしたいと思います。
目次
うさとの服の特徴
うさとの服はタイとラオスの農村で、現地の女性達の手を中心に1つ1つ織られています。
使われている布の素材は綿・絹・大麻となります。
実際どんな特徴があるのかということですが、
一から手づくり
まず、本当に一から手作りなんです。
基本現代の服は、パーツごと(袖・襟等)に別々に作られ、その工程も全て分業されていますが、うさとでは1人の人が全ての工程を担当します。
1人の人が最初から最後まで全て仕事を受けおい1つの服を完成させます。
これはすごいですね、作り手の想いが一心に込められた服が完成するわけです。
更にびっくりしたのが、これは動画で確認したのですが、服を編むのに使っている道具も手作りのものでした。
服から、服を編む編み機そのものまで手作り、これには驚きました。
こちら実際の現場制作風景の動画です。
波動とエネルギー
波動とエネルギーというと個人的にはスピリチュアルなイメージです。
自分は実際着ていないので、ここは個人的体験からはなんとも言えないのですが、ただ、うさとの服を着た方の感想としてよく波動やエネルギーを感じたという部分について触れられていました。
自分は正直スピリチュアルとは全く縁のない人間で、というより超現実的な人間なので正直波動とエネルギーに関してもなんとも自分の経験からお伝えすることはできないのですが、きっと似たようなことはあると思います。
例えば、手当てという言葉がありますが、これはちょっとした病気等をした時に手をあてて治したということからきています。
おにぎりも手で握った方がなぜかいびつな形でもおいしい、同じ植物でも語りかける言葉によって、枯れもすれば、生き生きと育っていくこともあります。
うさとの服は作り手が一から十まで全て関わって完成させます。
全ての想いが込められているのです。
童謡で“母さんが夜なべをして~”、といった歌がありますが、自分の母親が一生懸命子供のために編んでくれた手袋や服、きっとその想いは着ている子供にも伝わるんじゃないかと思います。
やっぱりさっき超現実的な人間と言ったの撤回で・・。
また、受け取り手、着る側の気持ちも大きく影響するかと思います。
そのような想いの上で着れば、実際にそう感じると思います。
個人的には病は気からの良い意味バージョンにもなるのかなと感じます。
プロデザイナーの管理の元のデザイン
実際に、うさとの服はプロのデザイナーの方による綿密な設計の元にどれもデザインされています。
そのプロのデザイナーがさとううさぶろうさんという方です。
そもそもうさとを創設されたのがさとううさぶろうさんです。
元々はデザイナーとしてベルギーのブリュッセルでオートクチュールという高級注文服の創作に携わっていた方です。
うさとの服は、農村の女性がただ好きなように作っている服ではなく、プロのデザインの監修の元に作製されているのです。
そこには黄金比や白銀比など、緻密な計算の元に作られた服があるのです。
また、その服の出来具合にもしっかりとプロによるチェックの目が入り、基準を満たせていないものはお店で販売されることはありません。
というと現場の村人はけっこう大変な想いをしているのでは?、と思うかもしれませんが、むしろのびのび楽しみながら作業をされているそうです。
というのも達成しなくてはいけないノルマがあるわけでも、何日までに仕上げなくてはいけないという厳しい納期等も一切ないからです。
それぞれが自分のペースで作業に時間をあてているのです。
ただ、品質だけはしっかりと維持するためにも、仕上げた服に関して出せるかどうかのチェックが入るわけです。
※黄金比は人間が最も美しいと感じる比率(神の比とも呼ばれます)のことで、1:1.618とされます(ピラミッド・ミロのヴィーナス・モナリザ等)
※白銀比は日本で最も美しいとされる比率(大和比とも呼ばれます)のことで、1:1.414とされます(法隆寺・五重塔等)
北鎌倉のうさと展
ということで北鎌倉のうさと展に行ってきました。
鎌倉久々だな~、最後行ったのいつだっけな。
で、北鎌倉駅は初めて来ましたが、着いた瞬間好きになりましたね。
自然がまわりにたくさん、駅の雰囲気もなんか良い!
うさと展は雪堂術館で開催、直行しようと思っていたのですが途中面白そうなお店を発見!!
寄ってみると、手作りでハンコを彫っているお店とのことでした。
日本人だけでなく、海外の人の名前も彫ってくれるのだとか、ハートマークとかちょっとしたシンボルマークも彫れるようです。
つい癖で長話にお店の人を付き合わせてしまう、でもここまた来たいな。
お店の名前はかまくら篆助といただいた名刺に書いてありました。
ちなみに、お店の人から“向かいのパン屋さんも天然酵母のパン屋さんで美味しいのでぜひ寄ってみてください”、と帰りに寄ってみました。
お店がおしゃれ!
店内も!
1個か2個小さなパン買おうと思っていたら、あまりに美味しそうなので、大きなバゲットにブール(丸いパン)にと最終的にいろいろ買ってしまう。
お店の名前はにちりん製パン
お店の方に聞いたところ、ブールや食パンなど食事パンがお勧めですとのことでした。
いろいろそれましたが、うさと展会場である雪堂術館到着!
和を感じる。
中に入ると、思ったより広い、勝手にこじんまりとした部屋を想像していたのですが、そして思ったよりたくさん人が。
友達はどこかな~?
あっ、その前にそもそもここ写真撮ってだいじょぶかな?
受付の人に聞いてみると、ディジュリドゥの演奏者であるKNOBさんという方をお連れしてくれた。
雪堂術館の小野田雪堂先生は、こちらのKNOBさんの書の師なのだそうです。
“写真撮影してもだいじょうですか?”と聞くと“今回は特別に”ということでオーケーもらえました。
良かった!
っと友達の旦那さんが自分を発見してくれました。
覚えてくれていて助かりました~ありがとうございます~!
そして友達のMちゃんも来てくれようやく会えた。
久々だったけど、元気そうでほんとなによりでした。
またまた癖でその後旦那さんとMちゃんを長話に付き合わせてしまいました、お忙しいところごめんなさい。
そ~だ写真も撮らねば、ということでうさとの服いくつか撮影させてもらいました。
値札がおしゃれでなんかかわいい!
外の風景がまた和む。
自分は服やデザインには詳しくないけれど、見ていて着心地の良さそうな服だなと感じました。
というかMちゃんが着ている服がうさとでかなり似合っていた、撮影お願いするんだったすっかり忘れてた~。
13時頃になると、ざぶとんが用意され、古神道の読み上げと先程のKNOBさんによるディジュリドゥの演奏が行われました。
ちなみにディジュリドゥというのはオーストラリアの先住民であるアボリジニが使用している楽器のことです。
世界最古の管楽器と言われています。
自分も一度試しに吹いてみたことがあるのですが、全く音鳴りませんでしたね、コツがいるようです。
とりあえず今自分はなかなか面白い状況にいることが分かりましたが、生のディジュリドゥはかなり迫力がありました。
古神道というのも自分は初めて聞いたのですが、途中神道にでてくる神様の名前等がいくつか読み上げられていました。
ですが、細かな内容は自分には分かりませんでした。
その後、うさとジャパンの山根さんもまじえ、うさとの服についていろいろな話を聞くことができました。
うさとは冒頭でお伝えした通り1人の女性が最初から最後まで全ての工程を担当して仕上げます。
そして、仕上げた服には1つ1つ織った方の名前が入っているそうです。
世界にオンリーワンな服ですね!
ほんとだこれのことか、と後から写真撮って満足してたのですが。
よく見てみると、んっ?USATO?
うさと!!
あっ、普通にうさとのロゴだった!!
とりあえずどこかしらに織り手の方の名前は入っているので、ご購入の際はぜひご確認ください。
また面白いなと思ったのは、作り手は作りたいだけ作って良い、値段も言い値ということでした。
ここはとても驚きました、ビジネスとして成り立つのだろうか?
いや、でも実際に成り立っているから自分も今ここに来られているわけで。
在庫とかだいじょうぶなのか気になったのですが、お話を聞いて納得しました。
そもそも大量に作れないのでどんなに作っても供給過多にはならないんだそうです。
確かに現在の分業制で機械を使った服飾産業だと、大量の服を短時間で作ることができるのですぐに供給過多となりますが、うさとの服は1つ1が手作りなので時間がかかります。
おまけに、分業ではなく1人の人が全ての工程を受け持つので尚更時間がかかります。
言い方は悪いかもしれませんが、この効率の悪さこそが供給過多にならない秘密だったのです。
全行程を1人で受け持つのにも意味がありました。
万一うさとの仕事がなくなった時に、一部しか作れないとその作業の仕事にしか就けませんし、実際需要があるかどうかも分かりません。
ですが、1人で全行程を受け持つということは、一から服を最後まで編む技術を養えるということです。
働き口が圧倒的に広がります。
万一働き口がなかったとしても、やる気になればその技術で自分で事業を起こすこともできます。
うさとで働くということだけでなく、そのさらに先の、本当の意味での村人達の自立のことまで考えて雇用しているのはとても素晴らしいことだと感じました。
個人的にも、本来ビジネスはこうあるべきだと感じました。
また、質にも徹底してこだわっている部分も素晴らしいと思いました。
ボランティア精神のある購入者の目に触れて買ってもらうというのではなく、いろいろな背景を抜きにして、一般の服と同じ土俵に出しても純粋に良いなと思って購入してもらえるレベルの服だなと自分は感じました。
ですが、実際最初はそうでもなかったそうです。
日本人は几帳面で完璧主義、細部にまでこだわるという国民性が全体として大まかにあると思いますが、タイやラオス等ではそうではありません。
最初はお店に出せないレベルのできの服が出来上がってしまうことも多かったそうです。
そこで、新たにプロのデザイン管理者が常時入るようになり、その後劇的に質が向上したそうです。
お店で実際にでている服も、全てそのプロの方の目をパスした服です。
デザイン・質ともに現代の服にも全くひけをとらないわけです。
となると、ここまでこだわって、しかも全て手作りとなるとかなりお値段も張りそうです。
実際Mちゃんからもそれなりに値段は張るので、無理だけはしないでと言われていたので、やっぱ高いんだな~と思っていました。
で、実際値段見てみたら、ものにもよりますが、大体1万円~2万円程でした。
想定外に安い!!Σ(゚Д゚)
正直3万円~5万円近くはするだろうと思っていたらずっと安かった。
パタゴニアの服見慣れてしまったからだろうか。
ちなみにパタゴニアも個人的に好きなアウトドアブランドで、環境問題等に積極的に取り組んでいる企業です。
でも自分買いたいな~と思いつつ、大体いつも手が届きません、いやそれだけの価値は十分あるんですけどね。
市販のチェーン店の服よりは、もちろんお値段張りますが、その1つの服にかかる時間やコスト、そして質やデザインを考えたら、1万円~2万円はむしろ安いと感じました。
と、この流れですと“買って帰りました”、となるところですが、最終的には買いませんでした。
なかなかぴったりそうなサイズのもの、自分に合いそうなものがなかったんです。
無理に今買わなくても、またうさと展はきっとあるだろうし、その時で良いかなと思った次第です。
気が付いたら外は大雨、ま~駅も近いしとMちゃんにお別れを告げて、北鎌倉駅に帰りました。
そしてうさとの服の代わりに駅前で鳩サブレー買って帰るという、すんごい自分らしいこのオチ。
いやでも本当に今日は楽しかった!!
まとめ
うさとの服欲しい、ってなった方!
京都にお住まいでしたら、お店が京都市にありますよ!
烏丸駅と四条駅が最寄りの駅だそうです。
オンラインに関しては残念ながらインターネット上では販売していません。
あっ、でもメルカリ見たら売ってた、と言っても公式で販売されているものではなく、基本中古のオークションのものです。
ですが、やっぱりうさとの服に関しては、一度実際に実物を見て試着した方がぴったりのものを探せると思います。
うさとの展示会は全国でやっているので、下記うさとのホームページより開催スケジュールをご確認の上、お住まいの地域のうさと展訪れてみてください!
ウェブサイト:http://www.usaato.com/jp/index.html
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